ゴーストホスピタル 七つの罪源編
グロテスクな表現が含まれており、残酷な描写があるので苦手な方はとばしてください。
マコトは業が深かった。
悲惨な人生だったとはいえ、関係ない人をころそうとして、ストーキングしていたのだから。
当然、地獄のような恐怖を味わうこととなる。
聴こえないサイレン
をならしながら倒れて混濁した意識のマコトの肉体の側にとまるお化けの救急車。
聴こえないはずの悲鳴が木霊する病院へと搬送された。
わずかに残る意識のなか死体解剖の施術がおこなわれる。
(痛い・・・・・・)
生身の体に鋭利なメスの刃先が沈み混んでいく。
無機物のバターをさいていくかのように。
『た、たふけて・・・・・・』
『・・・・・・』
お化けの医者はだまって解剖を続けた。
意識あるマコトをモルグの解体場で。
どこかの不老不死のような天才漫画家◎木先生がいっていた。
スタンドつかいはスタンドつかいどうしひきあうと。
精神力を体現する事象はスタンドでしか攻撃できない。
『お、おいせんせぇ・・・・・・』
『・・・・・・』
『たすけないとねぇ・・・・・・ここはモルグだけど魂を助けてあげないとねぇ』
『や、やめてくれぇえええ!!』
電動のこぎりで骨を切断するドクター。
現実と同じ痛みがファントムペインのようにかんじる。
『痛い、いたい、イタい!!!!』
声にならない悲鳴が木霊するお化けの病院。
『立派な腫瘍がありますねぇ・・・・・・たすけないとねぇ・・・・・・』
『あ%"""^$&#*あ』
声にならない悲鳴だけが響いていた。
遠退くドップラー効果の作用したサイレンだけが一般人に聞こえずなりつづける。
聴こえないはずの悲鳴だ。
破邪の玉をもつことで魔力が高まりよりつのばやしとしての明晰夢をみて実現する能力に拍車がかかり死ぬ寸前にナイトメアをみたのだ。
拷問官のおやにそだてられた心境の奥底の深層心理からいつかじぶんもそうなるのではとかんじていたのであった。




