勇気の力は精神力、マコトの力は魔力 七つの罪源編
ジャコウネコの魔物からとれるコーヒー豆の価値は魔道具としてかなり希少価値が高かった。
ソノタネは狂った種とよばれ植えることで植えてさいた花が設置がたの罠となり魔物をとらえてくれる性質をもつ。
魔物は肥料となり花に実をさかせそれを粉にして水にくわえあぶり、注射で接種することでとびきりハッピーでハイな気分になり一般人でも魔力を帯びることができた。
のちに別作品のスチームパンクの異世界で成功者になりたいにでてくるアッパーの粉の原型がこれだ。
デビルオクトパスは粉を量産し、世界中に販売網を広げることでしのぎとしていた。
末端価格は1mg1万エゾもした。
マコトはそれすすってはなの粘膜から吸収していた。
『焔切!』
くそっというとゆうきは焔切をとちゅうでやめて横へ側転した。
『いままでと重みが違うぞ』
マコトはアッパーの粉によって魔力がふえて質量が増していたのだ。
『いっい"い"さいっこうだねー!!うんざりで鬱屈した陰惨なきもちがはれてくぅぅうーーー!!』
マコトはぶっとんでいた。
『あれ?ここ宇宙??すげぇーきれいだなぁ?!』
マコトにはゆうきが化け物に見えていた。
憎たらしくておぞましい怪物に。
『きえろ!きえろ!きえろ!』
『お、オレの全身全霊をもっておまえをごろず!!』
ゆうきはマコトのくせを幾度の戦いで見抜いていた。直情型できれるとまっすぐこうげきしてくるのだ。そこをついた。
『俊足!焔切』
かはっと息を吐いたマコトはたおれそうにみせかけてニヤリと口角をゆるめた。
腹付近に召喚していた刀がもえながら防いだ。
『しっている!』
ゆうきはそういうと魔力をこめて焔を燃焼させた。
刀がはげしくもえあがる。
マコトは息ができない。
『苦しんで逝けやっ!』
『藤堂さんの苦しみを味わいな!』
アイリがそういうと、くしくも同じ苦しみをあじわってもがくマコト。
『ぐおおおおおおぬぬぬぬ!』
パタリと倒れてあがきながらしんでいった。
『敗けナリネ、帰るナリヨ』
コロスケナリがなかまにそういうとあっさりとひいていった。
『どうした?もういいのか?』
そう、ゆうきがとうと。
どこかのハンガーハンガーの台詞で返した。
『わしらをなんだとおもっとるナリか?快楽殺人者でもなんでもないナリヨ。クライアントがしんだらしまいナリネ』
そういうと建物の影に一人ずつ消えていった。
闇に溶け込むように。そっと、しずかに。




