人の心に潜むもの、それは悪魔と天使 七つの罪源編
帰り道ゆうきは考えていた。
アイリにつきまとっている変態やろうのことを。
どう伝えるか。
『直で伝えるのもショックがでかそうだし、つたえそこねると出会ったとき驚愕しそうだ』
悩んでいた。
それはものすごーく悩んでいた。
コンサルタントの親戚の叔父に相談してみることにした。
Deep深井M享平という経営コンサルタントに相談するため電話した。
深井はものすごく不快なきぶんになっていた。
同僚に不快だわー深井とからかわれ、いいとししてなんで名字でからかわれなければならないのだろうかと。
ミドルネームのMはマゾのMだ。
休憩中のベンチでわかばという安くてタールのおもいタバコを肺ふかくまですいこむとはぁーっと深呼吸の要領で煙を出した。
ニコチンだけが癒してくれる。
そういうと12通というコンビニでかった、厳選ブレンドコーヒーのカップのうにおいてあるスマホがなった。
『あぁ、ゆうきくんかひさしぶりだね』
着信に出ると元気のない声で深井はつぶやいた。
『おじさん!げんきしてた?人生相談があるんだけど』
『いいよ、いま休憩中だから。昼は1時間休憩ってきまってるんだ。給料がでないからよけいにいらないんだけどね』
『そうなんだ!叔父さん、オレのガールフレンドが』
『ガガが、がーるふれんどぉ!?』
深井は驚愕したが嬉しさの反面悔しさもあった。
こちとら35年間彼女なしの人生やぞ!とそのおれに彼女の相談?こたえられるわけねーーー!!とおもっていた。
『彼女にストーカーがいてさ、あ、そういえばこれは秘密にしといてほしいんだけどオレ、つのばやしでさ、けっこうもめごとにまきこまれてて、んでストーカーがさ』
また話のと中でさえぎった。
『大きい声じゃいえないけどおれもつのばやしなんだよ』
『えぇっまじで!?なんかうれしいなぁ!』
『そっそうか?まぁおれもゆうきがつのばやしでよかったよ』
『おれもおれも。叔父さん、ストーカーがいることにきづいてない彼女にストーカーがいるよって伝える場合どうしたらいいかな?』
ちょっとまってな、そういうと深井はスマホでストーカー対策についてしらべはじめた。
『んーそうだな、警察は民事不介入だし決定的証拠をつくって彼女に悟られないように処分するのが一番じゃないかな。それまではきみがまもってあげて、そういうこともあるからきをつけなってにおわせながらね』
『そっかぁ、ありがとね!』
『防犯カメラ設置してあげるよ、いまの住所をおしえてくれるかな?』
『△✕市◎町□丁目のかどの緑色の屋根の家です』
『じゃあさっそく明日にでもむかうよ』
経営コンサルタントで従業員の労働速度をはかるための監視カメラをせっちすることがあったので深井は業者にすぐ連絡をとって費用を負担してあげることにした。




