デビルオクトパスの過去 七つの罪源編
隕石落下より10年前、悪魔蛸が結成されることとなったきっかけがあった。
暴走族どうしの抗争がつづいていた東京ではさまざまなギャングやマフィア、極道がしのぎをげすり社会に溶け込みながら生きていた。
親のいないこどもたちはみなぐれていった。
グレーゾーンの仕事やブラックなしごとをして少年院に次々にぶちこまれた。
そんななか刑期が10年以上のしょうねんたちであつまって院内でグループが複数できあがっていた。
様々なグループがあるなか外との強力なコネで物資を調達するヘッドとよばれるリーダーてきな存在の男がつくったのがデビルオクトパスだ。
8人とヘッドのリーダーで9人。
頭と8本の足で悪魔蛸というわけだ。
それぞれが自由に動き必要なときはおたがいがたすけあい、シナジーをたかめ、切磋琢磨する関係で長期間の時間はお互いの絆をふかめあった。
『ファーストフット。あまりセカンドをせめるな』
『だかよぉ、ヘッド。セカンドにも責任はあるだろ』
『喧嘩両成敗だ。互いが傷つけあってってどうする。共食いは掟やぶりだぞ。共に制裁されたいのか?個人の感情は仕事のときはしまえ。集に徹しろ。そう誓い合ったろ?俺たちはここにはいってから10年間ともにすごしてきたはずだ。知ってるだろ?あいてのことを。なら察しろ』
『あぁわかったよ。おれが悪かった』
『おれも悪かったよ。すまんな』
仲間同士の絆が強かった。
皆、親がいなくて苦労した。
根っこの部分でわるではなかったが悪に染まっていってしまった。
法律がなければ彼らを悪と定義できなかったかもしれないそんな存在がデビルオクトパスの信条だった。
故に仲間の一人を殺された時、キングスマンに報復することを誓い、オークション会場で殺しやたちや関係者を、みなごろしにして鎮魂歌としようとしたのだ。
そのおりに思い出したのがHUNTER×HUNTERという漫画だった。
まるで幻影旅団みたいだなと笑い合っていた。
仲間が次々にしぬまでわ・・・。




