破邪の玉、二つが交わる時災厄が訪れる 七つの罪源編
その時、天界から荘厳な鐘の音がなりひびき天に穴がうがたれた。
『切望なさぁあい!』
『絶望しろぉ!!』
二匹の天使と悪魔が現れた。
切望のナターシャはゆうきのかたのうしろへ、絶望のヨハネはマコトのまえに。
『神様からの恩寵よ!寵愛をうけたまわりさなあぃ!!』
『ケケケ!あのGODがおまえらのことをきにいってんだとよ!うけとれ!』
そういうと二人の掌にゆっくりと魔力と光を帯びた球体が降臨した。
『いまさらかみだぁ??ファックだぜ!』
ゆうきは中指をたてながらいった。
マコトは放心状態であわあわしながら珠をうけとった。
掌に落ちた瞬間世界が暗転した。
すんっ!と真っ黒に変わったのだ。
『ど、どうしたんだ??』
『なぁおまえはみえんだけど、それいがいがみえねえんだけどおれだけか?』
『い、いやおれもきみはみえてる』
シュタッ!と現れたのは神だった。
余はGOD、この世の全ての理からはずれし存在、無であり有、有であり無、偶像であって偶像でない。
そういった存在だとつげた。
『信じるよ、てかまえあったしな、時間越える前に』
『な、なん?なん?時?神?どゆこと?』
マコトに丁寧にいきさつを説明するGOD。
端的に言うと友達になってほしいからそのプレゼントうけとってよ。二人が仲良くなったらいやかだから交わったら最悪なことおきるようにしといたんで、また連絡するね!んじゃっ!ときえていった。
『神曰く二人はまじわってはいけないそうだ』
『ゆうきぃぃ!おまえはしねよぉおお!』
『もうあうこともないだろう。次あったら殺すけナリ』
俊走で走ってその場をさるとのこされたマコトは地面に剣をつきたてて泣いた。
『か、かてなかった。ぐぞぉおおお!』
ゆうきは走りながら鼻水をすすった。
奥歯を噛み締めできるだけ笑顔でアイリをだきしめようとこころにちかったのであった。
アイリにもなにかおきるかもしれない。




