マコトの親友 七つの罪源編
『まっまあいい、アイリタンッがい、ないうちにかたつけてやるっ!なんだかしらないが、おれが殺した生き物はまものになるだぜぇあへえあへあえ!』
左手に持ったニワトリとヘビをくびりころすと地面に捨てた。
『コゲエッコッココッコゲエッ!』
黒いきりに包まれると魔力に包まれはじめ新たな生命体が生まれた。
古に語られるコカトリスだ。
ハジリスクともいい、水を飲めばそこは長時間汚染され、槍でさせばさしたものが毒で死ぬ、見たものをやきころすとされている。
『ごげぇーっ!』
『けがらわしい!』
扇子で一閃をはなつが、その分厚いヘビの鱗は魔力で質量がまし堅くなっていた。
『下賎なものよ、歓喜するがいい!重火力でやきつくしてくれるわ!』
両肩にガトリングを召喚しうちはなつ。
『……』
飛来するコインの弾丸を視線でやきつくす。
放射された熱視線は空中でコインを原材料の液体状へととかした。
コカトリスはおもった。
『こけっー!!』
無駄な争いはしたくないと。その場をしのぎ、背をむけて飛んでいった。
『おおい!?あいつにがしていいのかよ?』
『なに、国がどうとでもするじゃろ』
『むぎぎぐぬぬ!!ゆるざん!!ぼくのかわいいバジコッコがにげちゃったじゃないぷんすか!』
『ぷんすかいうやつはじめてみたわ』
『三億光年どんびきじゃわぃ』
奥歯をぎしぎしいわせて悔しがるマコト。
『こいよ!マダムりりー!』
マコトが合図すると魔力を全身に帯びた日焼けしたオカマのごりまっちょが空から質量をあげて落ちてきた。ヘリからとびおりてきたらしい。
『ちょっとあぶねえっすよ!!つぶれるところだった!』
ゆうきのまよこにすいちょくに腕を組んで着地したあとがのこっているが、コインをおとしてみるとなかなか落ちた音がしなかった。
『これすげえふかくね?』
『ホーリーシィーーっト!』
男は地面のそこから両手をつばさのようにひろげて後光が虹色に放たれながら空を飛んだ。
『マイスイートダーリン!!!ゆうきっ!!』
『だれだてめぇ!?』
『あぁはなしにきいていたとおりだわ。あなたは美しい!そのポロシャツからあふれでるボディライン!流線型に隆起した胸筋!あぁなんてうつくしいの!』
ゆうきはひやあせをたらしながら考えていたが。マコトのしりあいってことはイカレポンチしかいねぇってことがわかるからだ。
『質問に答えろや』
『わたしはマダムリリー!哀の戦士よ!』
『だからこたえになってねえって!』
冷や汗のながれる額を腕でぬぐう。
『そうたんてきにいうと、ゲイよ!孤高のゲイ!そしてあなたと結ばれるもの!』
『勘弁してくれぇ!そっちにばっかもてるしドMだけど、メンタルてきにくるのはきつい!』
『こっちにおいで!我慢しなくていいのよ!解き放ちなさい!』
『やめてくれっていってんだろ!!』
敵意をかんじたゆうきはみねうちしようとひねって抜刀術をつかった。
シュっとおとがするとマダムリリーは刃の背を親指と人差し指でつまんで止めていた。
『』




