作戦会議 七つの罪源編
『ま、まずは俺がババーンと、と登場する』
悪役風にだというマコト。
『ふむそれでそれで』
『おれが実力行使でゆうきをぼこす!そしてアイリタンッをつれてゆき、拉致する!なんとか症候群をりようして犯人をすきになるやつですきにさせるんだぁ!』
『そして傷心しているゆうきをロマンチック忍者のきみがやさしくいやすという寸法だ!どうだ!!』
どやっというわりには漠然としていて微妙だったがラブラブのふたりをひきはがすにはそれしかないとさとったロマンチック忍者は作戦にのった。
『しかたないでござるな、なにも思い浮かばぬゆえそのアイディアにのるでござるよ』
『よ、よしきまりだぁ!すぐにやるよ!おれぁやるよぉ!』
時を2時間ほどしたゆうきサイド。
『アイリタンッおせえなぁ!』
待ち合わせの遊園地に弁財天がきていた。
『なんじゃぬしよまちぼうけかぁ?』
ちょこっとベンチのよこにしれっとすわってアイスをたべていた弁財天。
『おいぃ?なんできさまがここにいる!?』
『不服かの?わしほどの美女となれば生唾を飲んでどうかアイスクリームをたべさせて間接キッスをさせてくださいとすがってくるもんじゃが』
『どんな性癖のやつとかかわってきたんだよ?』
『まぁいわゆる変態紳士とかいう連中じゃなまあええやつらやったゆえ、わしのファンどうしすいたなかにさせてやったわい♂』
『アッー!!くさってやがる!どいつもこいつもそっち方面ばっかかよ、ファック!おれはどっちかというと女王さまと女王さまのあいだにはさまって鞭うたれるそんざいでいたいわけよ!?』
『くっくっくっぬしも相当すきものよのぅ。わしじゃなければ三光年は意識がどんびきしとったろうなぁ』
『神的どんびきごくろうさま。で、なにかようか?』
『いま、幸運じゃろ』
ぺろりとほっぺたについたチョコアイスをなめると左手に持ったストロベリーアイスをなめて悶絶していた。
『人GENやばっ!天才じゃのぅ!』
『あぁ、あんたらのおかげかしらんが、今すっごく幸せだよ』
『そりゃよかった。わっちもそろそろおいとまするかのっ』
『それだけっ!?』
ぴょいっとベンチからとびおりるとテクテクとあるいていこうとしてたちどまる。
『なにかおるのぅ。獣にもにた魔物のような、いやツノバヤシか。それも無認可のとくべつなやつじゃの』
『お、おじょうちゃん。だ、だまってなぁ!』
はぁはぁとびっちりすーつの、黒いふくをきたマコトが弁財天になめたくちをきいた。
『ほぅれ』
片手のセンスをあおぐと、とっぷうがおきマコトがふきとびそうになる。
『たえおるか、獣め』
『だ、だれがぁけものだぁ』
マコトの目がギロリとするどくなると、ゆうきをみつめた。
『おまえのつれか、に、人間じゃねえな』
『鼻が利くのぅ』
マコトは遠距離からただのよう女かと考えていたがそれは違った。誤算だったのだ。




