マコト 七つの罪源編
『なんかたのしそうだなぁ…』
マコトはつめをかじりながら望遠鏡と集音器をしようしていた。
遠くからみるアイリに興奮していたのだ。
『はぁはぁアイリちゃんなんて嗜虐したいかおしてるんだぁ』
マコトの性癖は歪みに歪み重い愛がさらにそれをいびつにしていた。
『うっっうっ。またいってしまった。何故人は争うのだろう』
しこしことしたあとは、虚無感が押し寄せて賢者MODEにはいるのだ。
『そうだ!このアイリタンも保存しておこう!』
『残すんだぁ僕たちの歴史の一ページに、これは108枚目に記そう。煩悩の数だけ集めて、除夜の鐘で走馬灯のように記憶をよみがえらすんだぁ。そしたら会いに行くねアイリタンッ』
マコトは愛と嫉妬心できが狂い猛っていた。
『殺さないと、ころさないと、コロサナイト、殺さナイト、いろんなころさないとがうかんでくるなぁあひひひゃぁ!』
『そしたらぼくも死ぬんだ!アノよで綺麗なまま一緒に永遠をすごそうね!』
ちゅっと望遠鏡越しにキスをすると、ほんとの間接キスだぁと微笑んだ。
『ロマンチック忍者にれんらくをとろう。あいつはゆうきが好きだ。ころさず奪い取るにはやつらをカップルにすりゅしかない』
下卑た笑みをうかべるマコトは独りよがりの妄想で賢者タイムを超越し股間にテントをはりなおした。
『もしもし?忍者さんですか?』
『どうしたでござるか?最近仕事以外の電話が多くていそがしきである』
『ゆうきを独り占めしたくないか?』
ペロリと舌なめずりをするマコト。
生唾を飲み込むロマンチック忍者。
ふたりは空想の世界で熱い握手をした。
『もちろんでござる、いつ会議するでござるか?』
『話が早くて助かる!いまでしょ!』
ビシッとひとりでゆびを空中にさすと、前転してキメポーズをとった。
『もしもし?なんかすごい音がしたけど大丈夫でござるか?』
『大丈夫だ。問題ない』
エルシャダイの名言をいいのこすと作戦を説明し始めた。




