七福神たるもの 七つの罪源編
『なんじゃわれをからかっとるのか!』
『いや、なんか普通に渡すのもしゃくだったので』
『ばかもん!かみをうやまわんか?』
『それってだれがきめたんた?』
『そんなもん宇宙ができてからじゃ』
『そんな存在が薄れてきてるものにたいして偶像をあがめよぉ!といわれてもな』
『これ、ぬしよ。われの美貌がわからんか?』
『は、まあきれいですけど、てて』
アイリがゆうきの頬をつねる。
『美貌は崇拝の理由のひとつぞ!よくおぼえておくがよい、小市民』
かっチーンときたのはゆうきだった。
こちとら幸運卿からうけついてんだよ意思ってやつを。
『ほほぅ、矮小なみながらいいよるわのう、いうてみぃ』
『神に反逆する使徒だってきいてたがな』
『ぐぬぬやはり幸運のかおりはやつじゃったか。恵まれとるの主はわっちからもおんけいをさずかるのじゃから』
『なんだよ!いらねえよそんなもん!?』
『ほぅれー!』
金貨や財物がこれでもかというほど地面に落ちてきた。
ロマンチック忍者シュッシュトサンジョウ!
『ほーれほーれ!某のデカブツをおがむがよいでござる』
『ヌヌッ!なんと宝物のやま!』
ロマンチック忍者は忍術をつかってかきあつめだした。
『ロマ忍またきたのかよ!?かねにめがねえなおい!』
『なにをいっているでござるか?金に目はもともとついてないでござるよ』
『しれものが!うせよ!』
弁財天はそういうと両肩にガトリングガンを召喚し無限の弾倉をもつコインガトリングを忍者に向かってはなった。
それを高速で土煙をたてながら移動して避けるあとをおうかのように地面に着弾していくコイン。
ビルの壁面を縦横無尽にかけめぐるとコインの弾丸がビルの壁にささりまくり、ひとつのえとなった。
それは、ガトリングがオーバーヒートした瞬間に起きた。
『もともとオーバーヒートが狙いか!やりおるのぅ、しれもの!』
きらんとひかるコインのあとは一輪のバラのように太陽が雲間から顔を出した瞬間に反射してうまれた。
『うぉーすげぇ!サスがロマニン!サスロマニン』
『わらわの気に入ったゆうきにたいして、プロポーズの絵をワラわを利用して描くとはみごとよのぅ!』
弁財天はそういうと扇を取り出し天晴れといった。




