七難即滅、七福即生 七つの罪源編
人類をサポートするためにGODは七つの神を用意した。
恵比寿神、大黒天、毘沙門天、弁財天、福禄寿、寿老人、布袋尊の7柱で構成されている。
弁才天はいった。
『われらを統括されし偉大なる御身に降りかかる災難をわれわれが取り払いましょう』
弁才天は、金光明経を人に説いたり、他者から聞く者に智慧、長寿、富を与えるとされる。
七福神の紅一点である弁才天がゆうきに力と富を授ける運びとなったがGODには疑念がわいていた。
『われ、恋しちゃったかも(はぁと』
『えぇ、GOD的にはそういう感情でにんげんにかたいれしてほしくないなぁ』
『じゃあちょっとあってくるわ』
『ちょちょいまてぃ!気が早いY!!』
『われはせっかちなのだ』
『おーい!ってば!』
すぐさま人間界におりようとする弁才天をおいかけようとしたが七つの大罪に後ろ髪をリアルにひかれたので追いかけられなかった。
そうこうしていると、ロマンチック忍者がきえたあとのゆうきのもとに降臨した弁才天。
ゆうきは動揺した。天から女神がおりてきたのだ。
天使のラッパをふかせながら長い白髪をなびかせ金の雲に乗った美女だった。目は黒く長身痩躯のキレイな肌をしたエルフといえばわかりやすいか、そういう表現がにあう容姿をしていた。
『すげぇキレイ・・・』
『なにみてんのよばかちん!』
ゆうきはとろけそうになりながら正気に戻った。
『やばいやばい美人すぎてみいっちまった』
『ちこうよれ、ゆうき』
『なんで俺の名前をしってるんですか?』
『GODに降り注ぐ災厄をとりのぞくためにきたのだ』
『あんたは誰なんだ?』
『弁才天と申す。われはそなたがきにいった。幸運の香りがするのだ、われはそういった類いのものが好きじゃ。もっとるじゃろなにか』
幸運?ジェノバのことか?ジェノバの残滓のことをいっているのか、六葉のクローバーのことをいってるのかわからなかったので、クローバーをちらつかせてみた。
『なんじゃあ!もっとるじゃないかえ!よこせ!』
取ろうとする弁才天をトルコのアイス屋のようにホイっとあげてさけるとほいほいとついてきて楽しかった。
『ゼーハーゼーハー』
『そなたいじわるすぎるのぅ!』
はいっと手の上においてあげるとポッと頬を染めた。




