毎日1000文字小説 1日目 父の遺産
父が死ぬ直前に俺に渡したある地図...
それは宝の地図...のような紙切れ一枚。
その紙切れを頼りに主人公は旅に出る..!!
「この場所まで行け....」
そうおやじに言われ探しに言ったはいいが、
なんだこの紙切れは、、
蛇のような線と"阿修羅山に財宝眠る...てか阿修羅山って超かっこよくね!?!?"
いらない感想と少なすぎる情報...
「どうやったら宝見つかるんだよ!!!!!!!!!!!!!!」
地図と言うにはあまりにもざっくりとしか書かれていないし!
阿修羅山なんて聞いたことないし!!!
このネーミングセンス、どう考えてもおやじが考えたようにしか思えないほどのダサさ。
宝を示すつもりなんて一切ないようにも見えてきた。
考えるだけでイライラしてくる...
これだったら5歳の子供が書いた作文の方がよっぽどわかりやすいわ!!
...いったん落ち着こう。
怒ったってなにもいい考えなんて出てくるわけもないしもう一度地図を見よう。
どれどれ、、ふんふん、、あしゅら、、ふんふん、、かっこよくね、、、
「かっこよくねぇよ!!!!!
なんだよ阿修羅山ってよ!!!!!山に手でも生えてんのか!?!?ああん!?
ふざけるのも大概にseyよ!!!!!!!」
あー腹立つ、、
「まま、なんであのひと公園で叫んでるの??」
「こら、あんまり見てはいけません!早くおうちに帰りましょ。」
そうだここは公園だった。あまりの怒りについ叫んでしまっていた、、、
そりゃいい大人が公園で叫んでいたら子供もびっくりするだろう。
ん?子供??
そういや昔、俺がまだ5歳くらいだったころ公園で、、、
「パパ!!あの木みて!!枝がいっぱいで阿修羅みたぁい!」
「おいおいどう見たってあれは千手観音だろぉ??」
「えーぜったい阿修羅だよぉ!」
「ははは、ぜったい千手観音だからなぁ!パパは認めないぞぉ!」
なんてこともあったっけ、懐かしいなぁ
確かその木って今いる公園にあったような、、、
てか山じゃなくて木じゃねぇか!!!
どんな間違えだよ!!
どうせおやじのことだその木の下になんか埋めてんだろ、、、
ほらな、あった。
埋まっていたのは鉄でできた小さな箱。
その中身は手紙と小学生のころにお土産で買った黄金の剣。
「おやじ、、こんなしょうもない剣を宝って、、、」
少し泣けてきたじゃないか、、、
そういや手紙があったな、どれどれ、、、
「勘違いすんなよ!この木は千手観音の木だからな!
でもここに隠したら認めたみたいで腹立つから木じゃなくて山って書いてやったわ!!
がはは!!!!」
ってなんだよこの手紙!!!!
死んでも腹立つおやじだよ!!!!!!!
全く、、でもそんなおやじでも好きなんだよなぁ、、、
終わりです。
最後までありがとうございました。
1000文字って意外と短いんですね。
ちょっとオーバーしちゃいました笑
こんな感じで毎日書こうかなって思ってますのでよかったら
明日も読んでいってくださいね!!