第一話
とてもふざけています。
君はファミレスのテーブルに置いてある、あの斜めの筒をご存じだろうか?伝票立てというらしいが、透明の全然目立たないが妙に気なるアレだ。僕は誰よりもあれを知っていると思う…。
なぜなら僕は今、ソノ筒ソノモノナノダカラ
決して変態的な意味じゃあない。事実なのだ。自己紹介もかねてなぜこうなったか話そうじゃないか。
~3週間前のこと~
僕の名前は岩井アラタ。歳は21、職業は探偵をやっている。とはいってもコ○ンくんや金○一君みたいな殺人事件を担当するんじゃあない。浮気調査やら猫探し、ゴミ掃除なんかもやったかな。なんでも先祖が有名な探偵だったらしくてさ、家を継いだわけ。
「さあ、ニャンコ探し、ニャンコ探しっと。早く見つけて、金○一少年の事件簿見よっと。」
この日の依頼はいなくなった猫を探すだけの簡単な仕事だった。依頼人は今年一番気温の高い日だっていうのに長袖長ズボンの白髪女だった。今思えばこいつめっちゃ怪しいな…ま、まぁいいか。僕の住んでいる町は比較的都会でね、猫を探すのも一苦労、まぁ僕はプロだからいなくなった地点から1km以内の怪しいとこ探せばたいてい見つかるけどね!
ニャ~オ ニャ~オ
「あ!見つけた、この路地は猫好きそうだとマー
クしてたんだよね♪早く終わってラッキー!事務
所に戻って報告しな」
スパーン
「え?なんだこの赤いやつ、猫怪我してんのか?
いやチガウ、ボ、ボクの血だ。ギャあああああ
あああああああああああああああああああああ
ああああ。痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛
い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。」
この時ね、後ろからなんかで刺されたんだよねぇ。ナイフではなかったとおもうけど。すげーいたかった、何で刺されたんだろ。そんで刺したやつこう言うわけ。
「黙れ、振り向いたら殺す。」
そんなこと言われたら振り向けないよね、普通は。でも僕腐ってても探偵だからさ。秒で振り向いちゃったわけ。なんとそいつさ、顔透明だと思ったのよ。でもよくみるとさ。
顔から体まで伝票立て敷き詰めてできてんの。
思わず笑っちゃってさ。普通にめった刺しで殺された。殺される間際伝票立て野郎なんか言ってたけど聞き取れたのは「やっ…おわ…お……め…」あとはわからん。そんで目覚めたら伝票立て自分が伝票立てって気づくまでとか色々話はあるがとりあえずはいいだろ。生まれ変わった…いや、今風に言うと転生したってことか!いやあ、俺の声が聞こえるなんてなぁ…少し希望が持てたよ。
完璧にふざけてます。




