第10話
新王国歴7268年5月10日
「ふぅ……」
「……ガイル?」
「いや、何でもない。考えることが多いだけだ」
「……そっか。でも……無理、しないで」
「ありがとな、シェーン」
あの大型潜宙要塞による奇襲以降、帝国軍を発見する回数が増えていた。もちろん、あの後は奇襲を許していないし、アレよりは小型ながら潜宙要塞もいくつか発見している。
その発見した帝国軍は……哨戒艦隊なのか、数百隻規模でしかなかった。まれに数千隻の時もあるが、拠点防衛以外だと万単位になることすらほとんどない。
そして、数が少なければ対処は容易い。ほとんどは偵察艦隊の潜宙艦による待ち伏せ攻撃で殲滅していた。
しかし、見つけた敵艦隊全てを攻撃していては、目標位置がバレてしまう。そのため1度進路を変更し、さらに一部の敵艦隊は見逃し、目標を誤認させた後に第2次攻撃作戦を始める予定だった。
「悩んでいるようですね」
「まあ、そうだな……2回も敵に乗せられたせいで、少し自信をなくしてる」
「勝ったじゃん」
「確かに罠は食い破った。だが、それは事前に察知してこそだ。後手に回るのは良いことじゃない」
「それは分かります。ですが、先生?」
「分かってる。後悔より、原因の究明が先だ」
だがそれと同時に考えるのは、帝国軍がどこまで俺達の行動を予想しているか、だ。
罠を仕掛けるにしても、侵攻ルートが分からなければ罠を仕掛けることはできない。そして罠を仕掛ける場所が推定できれば、回避することは簡単だ。
第1と第4が偶然引っかかっただけなら良いんだが、最悪の場合は……
「スパイの可能性は低い。となると……作戦が読まれてる、か?」
「え?」
「無いとは言い切れないからな。第1次攻撃作戦の時点で、次の目標は想定することはできる。そして全てでなくとも、制限した手札を読まれている可能性はある」
「手強いようですね」
「少なくともやり手だ。派手に動くか、それとも大人しくするか……計画はもう少し変更する必要がありそうだな」
「……できる?」
「出来る。他の戦略艦隊にも手伝ってもらうことになるが……」
「それでは、通信を繋ぎましょうか?」
「いや、まだ案が固まってない。連携しようにも、距離があるからな」
俺達の現在位置は帝国銀河のバルジに近いエリア、最も近い第4戦略艦隊とは3000光年程度しか離れていない。
逆に第6戦略艦隊などとは3万光年ほど離れているが、これは目標地点のせいだ。
残る最優先攻撃目標3つの内、第1と第4が担当する場所がこちら側、残り1つは銀河の反対側にある。この距離の差も上手く使わなければ、この采配をした者を騙すことはできないだろう。
「あれ?……先生、見てください」
「ん?これは……久しぶりに大艦隊だな。3億隻くらいか?」
「いえ、現在確認できる限りでも4億隻のようです。推定では6億隻になります」
「6億?それにしては艦隊陣形が小さい……こいつか?」
「お兄ちゃん?」
「ポーラ、これを発見したのはどこだ?」
「第37偵察艦隊です」
「では第37偵察艦隊に待機中の第14、第21、第29偵察艦隊を合流させろ。偵察の指揮は俺が執る」
「ガイル?」
「この艦隊陣形、何か考えがある。罠かもしれないな。それと旗艦だが、恐らくこいつだ」
「え、この白いの?」
「……それに、2000mクラス」
「いや、こいつだ。間違いない」
何かと派手な艦だ。囮として使うにはもってこいだろう。だが、こいつは囮じゃなく旗艦だ。間違いない。もしかしたら、ラグニルの仮説が当たってるかどうか、検証するチャンスなのかもしれないな。
そして、俺の経験と勘が囁いてる。こいつは俺が本気になる必要がある相手だ。場合によっては……保険は打っておくか。
「第4戦略艦隊にこの情報を伝達、亜空間ワープ準備態勢で待機するように伝えろ。場合によっては援軍に呼ぶ」
「了解です。具体的にはどこまでですか?」
「偵察結果を全て共有、通信回線は常時に繋いでおけ。それと、俺の要請を待たなくても良いと伝えろ」
「ガイル、それで良いのですか?」
「良い。リーリアがマズいと思った時は本当にマズい。例えば、俺が気づかず完全に罠に嵌められた時だな」
「お兄ちゃんが気づかないって……」
「無くはないぞ。3回くらい経験してる」
「……前の2回は?」
「両方とも、独自で対処が可能なレベルだ。本当にヤバい時はアレの比じゃない」
「うわ……」
「……えぇ」
本気で死にかけたのは1回だけだが、死を覚悟したことなら何回かある。
それに比べれば、あの程度は危機の内に入らない。焦りはしたが。
「第14、第21、第29偵察艦隊、星系番号1000003701240、帝国名フェザール星系外縁部へ到達。第37偵察艦隊との合流のため、移動を開始」
「分かった。指揮系統は……」
「既に移してあります」
「確認した。本格的偵察を開始する」
4ヶ偵察艦隊、総計約500隻。大きく動かせるのは潜宙艦200隻程度だが、1つのエリアを集中探査するには十分すぎる。
だが、敵の潜宙艦がいないとも限らない。念入りに、注意してやるべきか。
「潜宙艦隊、指示通りに分散しろ。潜宙艦隊航空部隊は指示があるまで待機、通常空間の航空部隊はこの位置に展開しろ。制空戦闘機は偵察ユニット装備だ」
潜宙艦による偵察は帝国軍でもやっている。奴からしても想定の範囲内だろう。
見つからないよう慎重にするか、それとも見つかることを前提に動くか。どちらにせよ、注意が必要だ。
「分散終了後、少しずつ移動を開始しろ。移動方向と速度はこれだ。潜宙艦隊航空部隊から制空戦闘機、偵察ユニット装備で発艦開始」
「お兄ちゃん、手伝おっか?」
「これくらいなら大丈夫だ。それより、他の偵察艦隊の様子は?」
「……発見、無い」
「偵察行動中の艦隊も含め、発見報告はありません」
「そうか。潜宙艦隊航空部隊、進路を変更しろ。潜宙空母から戦闘攻撃機を発艦、および急速潜行。設定深度まで潜った後、このコースで索敵を開始しろ」
その後3時間ほどかけ、敵艦隊周囲を探索した。その結果は……敵艦隊総数約7億隻だが、敵潜宙艦は敵艦隊周囲に少数存在するのみ、ということ。問題は無さそうだ。
また他の偵察艦隊も呼び寄せ、星系内部の他の地点も調査させたが、そちらにも何の反応も無かった。
通常空間の敵艦隊にも変な部分は無い……となると、罠じゃなく艦隊運用能力に警戒するべきか。
「潜宙艦隊全艦へ命令。本隊の亜空間ワープ前に敵艦隊警戒ライン外へ亜空間ワープを開始。その後最大深度へ潜行、指定座標へ移動しろ」
「了解、潜宙艦隊へ通達」
「亜空間ワープ座標設定。全艦へ伝達」
「潜宙艦隊、通常空間へ戻りました。亜空間ワープ準備開始」
「準備完了。亜空間ワープ開始」
潜宙艦隊が亜空間ワープをし、敵艦隊周辺へ向けて進み始める。移動は最大深度でゆっくりとしたもの、また距離も普段以上に開けざるを得ないが、使うには十分だろう。
それと保険にこのあたりも……よし。
「艦隊全艦亜空間ワープ用意。艦隊陣形事前伝達、敵艦隊から500万kmの位置に翼型包囲円陣で展開しろ」
「円陣、ですか?」
「ああ。それと、そうだな……空母と大型空母、揚陸艦、大型揚陸艦から合計2万隻をこの小惑星帯に配置しろ。護衛は不要だ。所属航空部隊は亜空間ワープ後すぐに展開、別命あるまで待機させろ」
「……そんな所に?」
「まあ、保険だな。だが、場合によってはこれ以外使えなくなりそうだ」
簡単に言えば予備兵力だ。砲撃戦ではあまり役に立たない空母や揚陸艦はこれにもってこい、難しいのは数くらいだな。要塞艦が主力とはいえ、空母や揚陸艦に搭載された機動兵器数は馬鹿にならない。
とはいえ、可能であれば頼る機会は無い方が良い。だが……勘が当たっていれば、使うことになるだろう。
「潜宙艦隊展開率、50%を突破。航空部隊の展開準備完了」
「当該星系偵察艦隊、潜宙艦隊を除き帰還完了。潜宙艦隊は全艦展開終了、航空部隊回収率は83%」
「第1戦略艦隊の残存艦艇は潜宙艦隊の展開終了まで待機しろ。ただし、亜空間ワープは常にできるよう用意、突発的な戦闘にも備えろ」
「……いる?」
「流石に無いとは思うが、あり得ないわけじゃない。このレベルの指揮官なら、最悪の三段下を想定しても足りない可能性はある」
「お兄ちゃんがそう言うなら、信じるけど……」
「まあ、これは経験則だ。というより、勘に近いな」
「ガイルが言うのであれば、間違いの可能性は低いですね」
非科学的だ、と言われるかもしれない。だが勘は、経験則は、馬鹿にできるものじゃない。
俺が1番誰からも信頼されているのは、勘や経験則も含めた指揮能力なのだから。
「潜宙艦隊、全艦展開完了」
「偵察艦隊潜宙艦隊、航空部隊の回収終了」
「敵艦隊に変化無し。発見された形跡は見当たりません」
「……アーマーディレスト、戦闘準備は万端」
「航空部隊も大丈夫だよ」
「ガイル、どうしますか?」
「もちろん、すぐに動く。艦隊全艦、戦闘態勢。亜空間ワープ用意再確認」
「了解。全艦へ通達、確認開始」
「……アーマーディレスト、チェック……問題無し」
「亜空間ワープ再確認終了。全艦オールグリーン」
「分かった。全艦、亜空間ワープを開始」
「了解。全艦亜空間ワープ開始」
「……亜空間ワープ、開始」
まあ、無駄話はここまでにしておこう。これからは油断が一切できない時間だ。
「亜空間ワープ終了。敵艦隊まで500万km、全艦異常無し」
「砲撃開始。同時に航空隊は発艦、防空態勢を整えろ」
「了解、全艦砲撃開始」
「航空部隊発艦。防空態勢構築へ」
「潜宙艦隊より報告。敵潜宙艦隊に動きなし。攻撃範囲内に捕捉中」
「敵艦隊の発砲を確認」
「敵艦隊に陣形変更の予兆を確認しました。推定、円錐陣形」
「敵の先手を取る。円錐の先端になると推定される敵艦へ砲撃を集中させろ」
「了解。砲撃指示、この6点へ集中砲火」
「敵艦隊より敵機動兵器発艦」
「動きはどうだ?」
「敵艦隊周辺に待機しています。防空態勢を構築している模様です」
「この距離で防空態勢……AIが変わったのか、それとも……」
これだけだと判断できないが、試してみる必要はありそうだ。
流石に、勘だけでは根拠が薄い。本気でやると他の者達への負荷も大きくなるため、ある程度慎重になる必要がある。
「メリーア、第8戦術艦隊をこのポイントへ移動させろ。第27基幹艦隊はこっちだ」
「良いよー」
「……やっぱり?」
「まだ未確定だが……少し様子を見る」
予想円錐先端部と他の一部エリアに対する攻撃強化、艦隊陣形を崩す目的で攻撃を加えようとした。
すると敵艦隊の動きが変化、円錐から半球へ移行しようとする。
「第13基幹艦隊、第34基幹艦隊、第67基幹艦隊、それぞれ移動しろ。全艦半速、21秒。また、第12戦術艦隊と第34基幹艦隊はこのポイントへ砲撃を集中させろ」
「了解です」
そこで、半球外周部への火力投射量を増やすと、一部の部隊が移動して……星型、か?元の陣形から突起状に伸びようとする艦艇群がいた。
恐らく、被害担当部隊を作って他を守る……いや、これはこっちに集中砲火をやり返すつもりか。
「第2戦術艦隊、第二戦速で57秒前進。第34基幹艦隊は第四戦速で方位-743.91,-231.57へ42秒移動しろ」
「了解。第2戦術艦隊へ命令……」
「第2基幹艦隊はこの敵艦へ、目標周辺ごと集中射撃。威力を下げても構わない、連射速度を重視して弾幕を張れ」
「了解しました。第2基幹艦隊へ命令……」
「第76基幹艦隊、第五戦速で方位-92.75,824.23へ移動しろ」
「了解」
他にも色々と動かしていくが……敵艦隊も少し遅れて追従してくる。場合によっては先に動かれる時もある。
これは、アレだな。普通にやって勝つのは無理だ。
「やっぱりか」
「お兄ちゃん、そうなの?」
「ああ。久し振りに本気でやる。メリーア、フォローは任せた」
「りょうかーい」
「オペレーターは忙しくなる。ザルツ、上手く配分しろ」
「おうよ」
「シェーン、可能な限り砲撃速度は速くしろ。敵艦隊旗艦周辺の艦を狙い、行動の自由度を下げてくれ。レイには航空部隊の指揮を全て任せる」
「……了解」
「はーい」
「メルナとポーラは全体の管制と俺の補佐、両方を頼む。忙しくなるだろうが……」
「はい、任せてくださいね」
「了解です」
「ありがとな……さて、やるか」
完全勝利を目指すなら、やるしかない。あまり気乗りはしないが……仕方ないな。俺は脳波操作装置の設定を変え、特殊なモードを行使させた。
それとついでに、高糖度材の無針点滴も作動させておく。途中で切れるのだけは勘弁してほしいからな。
「久しぶり、だな」
そうして意識が転送されたのは、小さな光点がいくつも浮かぶ暗闇。
ここは俺がセッティングした場所、本気を出す時に使う所だ。敵と味方、判明している全ての艦艇と機動兵器の情報が集められている。
そして10万以上の監視の目を、全てここへ集める。全ては、王国のために。
「敵の指揮官は優秀、特に相手の思考を読むことに長けていると推定される。特に防御に対して適性が高い」
艦隊損耗率0.38%、敵艦隊0.67%。
第3基幹艦隊、方位249.85,-54.35へ移動。第三戦速、57秒。
第18基幹艦隊、方位92.54,-13.74へ移動。強速、43秒。
|第5戦術艦隊旗艦《アーシェ-スランディート》、砲撃集中命令。方位0.047,-0.033の敵艦200隻へ集中射撃、24秒。
第9戦術艦隊、方位137.52,65.83へ移動。最大戦速、32秒。
第102無人戦略艦隊旗艦、方位52.37,134.85へ移動。第二戦速、72秒。
「また、無人艦艇の動き出しが早く、無駄がほとんどない。このことから、旗艦にはオペレーターが数千人単位で乗り込んでいる可能性あり」
艦隊損耗率0.39%、敵艦隊0.69%。
第84基幹艦隊、砲撃集中命令。方位-0.021,0.080の敵艦40隻へ集中射撃、18秒。
第13戦術艦隊、砲撃集中命令。方位0.043,0.069の敵艦160隻へ集中射撃、31秒。
第57基幹艦隊、方位384.65,217.68へ移動。第三戦速、63秒。
第8戦術艦隊旗艦、方位500.24,-246.80へ移動。第一戦速、17秒。
第67旗艦艦隊、砲撃集中命令。方位0.072,-0.037の敵艦140隻へ集中射撃、29秒。
「なおかつ、思考加速装置らしきものを使っていると考えられる。指揮能力の高さも相まって、非常に高い艦隊戦闘能力を持っている」
艦隊損耗率0.40%、敵艦隊0.72%。
第26基幹艦隊、方位187.65,-672.54へ移動。原速、137秒。
第8戦術艦隊、方位-427.60,35.86へ移動。半速、24秒。
第3基幹艦隊、方位24.65,-37.21へ移動。最大戦速、8秒。
第6戦術艦隊、砲撃集中命令。方位0.098,0.029の敵艦130隻へ集中射撃、19秒。
「この場合、取れる手は2つ。敵の思考速度を上回る数の手を打つか、敵に悟られない作戦を立てるか」
艦隊損耗率0.42%、敵艦隊0.74%。
第7戦術艦隊、方位-702.10,400.00へ移動。強速、47秒。
第18基幹艦隊、砲撃集中命令。方位-0.050,0.007の敵艦170隻へ集中射撃、21秒。
第5戦術艦隊、第16戦術艦隊、砲撃集中命令。方位0.063,-0.068の敵艦380隻へ集中射撃、26秒。
第74基幹艦隊、方位13.85,-24.50へ移動。第四戦速、12秒。
「戦闘の形式上、前者は難しい。狙うなら後者。だがこの敵相手では容易じゃない」
艦隊損耗率0.43%、敵艦隊0.76%。
第15戦術艦隊、砲撃集中命令。方位0.021,-0.034の敵艦160隻へ集中射撃、25秒。
アーマーディレスト、方位135.72,-84.67へ移動。最大戦速、57秒。および砲撃集中命令。方位-0.100,0.002の敵艦800隻へ集中射撃、57秒。
第31基幹艦隊、方位240.60,-310.04へ移動。第五戦速、29秒。
「とはいえ、負けの目の方が少ないか」
艦隊損耗率0.45%、敵艦隊0.79%。
第3基幹艦隊、砲撃集中命令。方位0.038,-0.067の敵艦210隻に集中射撃、38秒。
第1戦術艦隊、砲撃集中命令。方位0.049,0.095の敵艦370隻に集中射撃、26秒。
第6基幹艦隊、方位-346.72,-410.20へ移動。第三戦速、59秒。
第2基幹艦隊、第2戦術艦隊、方位240.00,167.28へ移動。第四戦速、38秒。
「用意した切札は2枚、無理矢理追加すれば3枚」
艦隊損耗率0.46%、敵艦隊0.82%。
第72基幹艦隊、砲撃集中命令。方位-0.020,0.080の敵艦120隻に集中射撃、39秒。
第18戦術艦隊、砲撃集中命令。方位0.014,-0.037の敵艦280隻に集中射撃、34秒。
第19基幹艦隊、方位150.35,-57.24へ移動。第二戦速、48秒。
第20戦術艦隊、砲撃集中命令。方位0.046,0.061の敵艦150隻に集中射撃、50秒。
「俺がいつ切札を切るか……それとも敵が先に切るか……」
艦隊損耗率0.48%、敵艦隊0.84%。
第34基幹艦隊、方位260.50,-342.75へ移動。強速、20秒。
第46基幹艦隊、方位-657.34,-328.29へ移動。第三戦速、28秒。
第61基幹艦隊、砲撃集中命令。方位0.010,-0.088の敵艦120隻へ集中射撃、31秒。
第78基幹艦隊、方位214.65,-96.34へ移動。第二戦速、12秒。
第92基幹艦隊、方位34.25,58.67へ移動。最大戦速、15秒。
「そこが勝敗を分ける」
艦隊損耗率0.49%、敵艦隊0.86%。
アーマーディレスト、砲撃集中命令。方位0.021,-0.011の敵艦800隻へ集中射撃、47秒。
第8戦術艦隊、方位-246.85,342.51へ移動。第五戦速、23秒。
|第11戦術艦隊旗艦《アクト-スランディート》、砲撃集中命令。方位-0.027,-0.053の敵艦180隻へ集中射撃、30秒。
第16基幹艦隊、第24基幹艦隊、第36基幹艦隊、第49基幹艦隊、第62基幹艦隊、第83基幹艦隊、第95基幹艦隊、方位13.57,-24.36へ移動。第一戦速、39秒。
第1基幹艦隊、第1戦術艦隊、砲撃集中命令。方位-0.032,0.097の敵艦420隻へ集中射撃、36秒。
「さて、久々の本気だ……せいぜい、楽しませてくれよ?」
艦隊損耗率0.50%、敵艦隊0.89%。
全艦、戦艦を前面に展開。アーマーディレスト先端から前方100kmまでの範囲へ3万2450隻、アーマーディレスト先端から後方80kmまでの範囲へ5万6800隻、アーマーディレスト先端より後方80kmから130kmまでの範囲へ8万1350隻。




