猫
ほんの短い期間の少しもふもふな話
少し いろんなことでイタイイタイ年頃の話。
庭で草むしりをしていたら、三毛猫が横切っていった。
ただ 、その三毛猫の後ろにはきっちりと子猫が一列に並びついっていっていた。
今は上京しているのでもはや実家と呼ぶ うちの庭はいろんなものが横切っていく。
幼馴染や 野良猫 裏手の家の犬、鶏 、猫、 時々近所の人etc…
とにかく横切るのに都合がいいそうだ。
そんなわけでその三毛猫と子猫達も 例に漏れず 横切っていく。
綺麗な一列で横切り いつしか それが見慣れた光景になっていた。
異変が起きたのはそれから 1ヶ月くらい後
子猫が1匹いなくなっていた
しばらくして1匹…また一匹…と子猫がいなく 短くなっていく 猫の列 やがて 三毛猫一匹となり
最後に 庭を横切っていったきり、姿を見せなくなった。
それから一年後のことだった。
親が 増えすぎた猫をもらってくれないかと 親の知り合いに頼まれ 、 猫2匹を引き取り、半年後に 猫1匹を拾って来たのは。
三毛猫が姿を見せなくなって 5年も経つ
しかし、三毛猫の姿は見かけていない。
実家の近所は猫が多い。
故にそんなこともたまに起こる。