彼女に、くびったけ。(まるで鏡の向こうの僕)
彼女じゃなけりゃ、ね?
字ヅラだけみても、
きゃー、
とかいいそうな。
僕たち女の子の天敵の生き物さ。
ゆめで見て、
なんか冷静に、寝言言った?
ミミズにしか、見えへん。
さよなら。
あとよろ。
いったい、どんな夢をみたら、こんな寝言になるのだろうか?
悲鳴という感じではなく、冷静になにかを分析している口調ではあった。
なら、あれかな、パスタかなにか、ブツ切りうどんとかでもいいんだが、麺類的な食べ物を食べようとして、持っていた、ナイフとフォーク、あるいはお箸をテーブルの上に放り出して、あー、やめやめ、これはたべられへんわ。なぜって?これ、どう見たって、「ミミズにしかみえへん」。私は、このランチはいらんわ。もう、帰るからね?じやあね?「さよなら」。悪いけど、このなんかわからん料理は、このままにしておくから、後かたずけは、「あとよろ」。
こんな夢かなぁ?
マイダーリン(も?)、妄想癖持ってて、いろいろ思い込みが強いタイプだから、入り込むと抜け出せない変な世界にすぐに行っちゃったり、するんだよ、なぁ。
まるで、心の双子みたい。
お互い、わかりあってるって?
いえいえ、いってるだけだよ。
わかりあえないマジックミラーさ。
僕は彼女を、わかった気になり、
彼女は僕を、わかった気になり、
互いが互いを知ってるつもりの、
決して、触れない、マジックミラーさ。
心もそっくり、傷ついて、
こういうふたりは、
でも、好きどおし、
(だよね?)
類は友を呼ぶ。
で、あってたかなぁ?
あ、違う、違う。
朱に交われば赤くなる。
これや、ね。
ま、どっちが『朱』で、どっちが『赤』なのかはお互い思うところがあったりはするのだろうけど。
僕は、絶対、赤く染められた方だと思うけど。
僕の方が、よりもっと、彼女に首ったけって、そういうことでしょう?




