表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
遥か遠い空の果て   作者: 本の人と樹
1/3

双子が歩む死の遊戯

これは二人の名もなき英雄の話である。


「ようやくここまで来たね~。『』。」

「そうだね。やっとここまで来れた!『』。」


目の前にはどこまでも続く蒼い空が広がっている。それはまるで、先へ進むことを促すかのように。

それはまるで、先へ進むことを拒むかのように。


それでも…


「あの空の向こうには何があるかな~。」

「何でもいいよ。私たちはまだみたことのないものがある。それだけで十分だ!」

「そうだね~。確かに僕たちにはそれで十分だ~。」


こうして、彼女たちは進む。

まだまだ先はあると。先へ進むことができると。


「まだまだ先へ~。もっと先へ~。」

「そうだね!私には僕が。」

「僕には私が。」

「「いつまでも側に。」」

「じゃあ、行こうか~。」

「レッツゴー!」


蒼い空はまだまだ続く。

受け入れるかのように。拒絶するかのように。


だが彼女たちは進む。空を翔る一対の翼になって。


空の彼方で待ち受けるものは未来か、過去か。希望か、絶望か。


彼女たちはそれでも進む。二人で進むと。自由であると。



これは比翼連理の双子が紡ぐ、名も無き英雄の物語。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ