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霧雨と影

作者: Alice012

雨の中を僕は傘もささずに歩いていた。

別に失恋した訳でも自暴自棄な訳でもない。


僕がこんな事をしている理由は同じ学校の友達にこんな話を聞いたからだ

「雨が強く降っている時に街外れの神社に凄く濃い霧雨が起こるだけど、その霧雨の中を進むと将来

 結婚・・一緒に暮らす相手の影が現れるらしいぜ。ただし、全身濡れていないと駄目らしい。」


・・・という訳だ。

何でこんなどうでも良い事を実行しているのか?

答えは簡単だ、僕が将来的に結婚できるのか気になるからだ!!


そんな事を考えながら歩いていると僕は神社についた

確かに凄い霧雨だ。


でも、人影は見当たらない。

どこまで歩いても見当たらない。

左右を見渡しても影なんてない。


諦めて帰ろう・・そう思い振り向いた時、目の前に影が現れた

そう、僕が探し求めていた将来の奥さんの影だ

テンションは上がる色々な意味で。


だが・・小さい。

影が凄く凄く小さい。


僕は・・良くその影を見つめた


・・・・その影は犬だった

そう僕の結婚相手・・いや、一緒に暮らす相手は犬だったのだ。






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