Y-35 天下の輝光
「AM3b収縮確認、出力150%オーバー、
「AMソル」装着完了」
BMルナがお袋の力だった
だとすればこの「AMソル」という形態は
親父の力を受け継いでいるのだと察した
俺の姿の変化を見て
ナイテレスは目標を俺に変えた
姿を消すナイテレス
4.7秒後に姿を現したが
攻撃を俺はライズフレイマーで防ぐ
振りほどきライズフレイマーで突きを入れた
火花が飛び散り
後ずさりするナイテレス
その腹部には10cm台の穴が出来ていた
さらに斬撃を二発入れ
突きを一発入れる
ナイテレスの腹部の穴はさらに広がる
反撃しようとこちらに迫ってくる
ライズフレイマーの装備されていない左手を狙ったようだ
俺は相手の真正面になるよう体をひねった
すると、両肩から炎が噴射される
どうやら両肩に着いていたものはBMルナ程ではないが
機動力を促進する為のブースターだったようだ
地上での素早い移動
及び攻撃の予備動作軽減の為に用意されていたらしい
防御しようと俺は腕を振るった訳だが
予期せぬ旋回とタイミングのずれによって
防御は高速のブローに変わり
ナイテレスを横に吹き飛ばした
伏したナイテレス
起き上がるタイミングを見計らい
ライズフレイマー側面の金色のボタンを押した
『SMASH・BLAST!』
ライズフレイマー背部のブースターが噴射し
ナイテレスと一気に距離を詰める
ライズフレイマーでバツを描くように切り抜けた
俺の背部でナイテレスは木端微塵に爆発した
その後
燃えさかる炎の中
シシルの発生させたシールドの中にいた
外部から北朱雀が助けに来たのは
15分くらい後である
~続く~




