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救世のグランド・セイバー  作者: S・セリザワ
17th Attack「黒金の太陽」
72/146

J-19 銀色の憂鬱

夕方頃




ライリさんの手で治療が終わった




まだ完全回復とまでは行かなかったけれど




しばらくすればすぐに治ると言っていた



その夜




私は座り込んだビッググランダーをただ眺めていた




今まで負けなしのビッググランダーが

あんな形で負けるなんて…




そして、私自身の無力も感じた

何も出来なかった

ただ見ている事しか出来なかった私が

憎かった

悲しかった




いつもにこにこ笑っている桃菜が

あんなに泣いている姿、初めて見た…・


ビッググランダーも

その中にいるNeoも

寒そうだなって

寂しそうだなって



そんな事を考えている内に

涙が出てきた



すると

リオさんとライリさんが後ろからやってきた




「そんな所にいたら風邪を引くぞ…?」

「ビッググランダーの回収部隊は明日には来るそうですにゃ…」

「そうなんだ…」

「シシル、お前が落ち込んでいては好多が気に病んでしまうぞ…?」

「でも…」

「次敵が来るとしたら、戦えるのは私たちだけですにゃ…」

「そのためにも、今日はもう寝よう…?」

「……そうだよね…私たちがみんなを守らないと…」

「ああ…」

「ですにゃ…」




もう今は私たちしか残されていない

それを二人に言われて気づいた

みんなを守れるのは私たちだけ

だから、頑張るんだ…みんなの分まで





翌日10:57

再びキラーボクサーが現れた



ボワード将軍から新型機の完成間近を聞かされたのは

その3時間前だった





~続く~


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