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救世のグランド・セイバー  作者: S・セリザワ
16th Attack「猫が居る」
68/146

I-10 猫の恩返し

私は今まで一人で戦ってきた



群れであろうと

人型であろうと

虫であろうと

獣であろうと



全てあの方から託された

このガルセイバーで

切り伏せてきた



でも、今度の敵は今までの強さとは桁外れのモノに違いなかった




あの方々が強い人たちなのは直感的にわかる

でも…それでも倒せなかったとしたら


私はどうすれば良いのだろう…



あの人達を助けたい


でも

この子達を置いて

それをしたら

この子達はどうなってしまうのであろう




そう悩んでいる内に

猫たちが私に話しかけてきた




~もう私たちは大丈夫。あの子達のために戦って~




そんなこと言われてもあなたたちも心配

と言い返す



~あなたに生き方を教えて貰った。私たちの力で生きる事、これがあなたへのお返し~




この言葉を聞いた瞬間

私は涙を流した



今まで守ってきた日々

餌を探すべくあらゆる箇所を回った日々

何事もなく平凡にじゃれた日々



そんな日々が走馬燈のように脳内を横切る


私があの日選んだ道は

良かったのだと思えた



この子達に尽くしてきた日々は

無駄ではなかったのだと感じた




私は決心した


私も

戦わなければならない




そして私は皆さんの位置を確認し

病院を飛び出し叫んだ



「セット…アップ!」






~続く~

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