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H-1 黒洞窟
突然のシシルからの頼み
「戦わせて欲しい」
その切実な願いは俺たちに衝撃を与えた
「え、ちょっといきなりすぎない?」
「ま、前置き無しにそれでござるか?」
「えーっと落ち着くでござるよふふ二人とも」
「お前が一番落ち着けジュイロ…」
「ってかお前、能力は?」
「ちょっと私は特殊でね、特殊戦闘服で使えるようになるんだ」
「「「「「特殊戦闘服?????」」」」」
「うん!でも、その場所が…」
「「「「「場所が?????」」」」」
「H-1なんだ…」
「兄上、H-1ってここからどのくらいでござる?」
「10000km先だ」
「Neo呼ぶか」
「だな」
「ござる」
「承知」
「だね」
「うん」
あまりにも遠すぎた結果
Neoを呼んでH-1に向かった
そこには巨大なドーム
しかし、天井は崩れ落ち
中が丸見えである。
中には巨大な洞窟が広がっていた
サイズの関係上、Neoは洞窟外で待機
俺たちは、暗い闇の中を
ただただ、歩いていった
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「オレだけになったか…暇だな…」
~続く~




