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救世のグランド・セイバー  作者: S・セリザワ
13th Attack「決死の月下攻防戦」
49/146

H-99 明かされる暗闇


塔攻略から一日と半日が経った

彼女は未だに口をきいてくれない



なんだか気まずい夕食の時間である。



彼女は乾パンを一つも食べずに

ただ体育座りしながら

ボーッとしている。





『朝食中すまない』




また中将さんの突然通信

俺とジュイロは食べる寸前


他三人は余りの驚きに

乾パンを喉に詰まらせて

水をがぶ飲みしている


「急にも程があるわあああああああああああ!」

『すまんな。とりあえず、昨日言っていた別の防衛軍グループについて話したい』

「ああ、そういや言ってたな」

『うむ、少々長い話になるが良いか?』

「了解した。」



----------------



我々防衛軍は各世界に一つの大型組織として展開している


言うなれば、各世界の防衛軍が

それぞれ別の組織であると言っても過言では無い


その為、場合によっては

防衛軍同士の紛争にも繋がりかねん


まあ、それぞれの世界を守る決意をした者が集結した組織

それが防衛軍だ


そんなことは滅多に起きはしない

だが、他の世界のから他の世界の防衛権を奪おうとしている


すなわち

自分を「防衛軍」と言う「英雄」として

自らの身分の上昇を狙う者が居る



第15世界「ガイクウガ」



ここの防衛軍が現在

この世界の防衛権 を狙おうとしている

この防衛軍の司令官「ウルフ・ノグ」少将


彼はライドが居なくなった今

ここの防衛権をエヴィリゴンを殲滅し掌握することで

英雄として君臨することを

彼は狙っているのだ

恐らく君たちもいずれ出会うだろう

そして、彼は姑息な手段で

君たちに仕掛けてくるに違いない


----------------



「成る程…第三勢力ってヤツか…」

「ライド殿の地位を…狙う…」

「桃菜…」



握り拳を固め、悔しがる桃菜

蒼也は桃菜の肩を優しく抱く



「第三勢力…人を斬ることになってしまうのでござるか…」

「………や…だ…」

「リリル殿…?」

「なんでもない…」



何かに怯えるリリル

ジュイロはそれを心配そうに見ていた











大井町ガタック

02/03 16:35 削除


そして…



「おい、大丈夫か?」

彼女は耳を塞ぎながら後ろを向いていた

体がかすかに震えている




「……終わった?……」




「話が?」

「…うん…」

「大丈夫か?なんか怖いモノでもあるのか?」

「………」



また黙り込んだ

一体この子は…

その時

突然の空からの砲撃

周囲の建物を巻き込み

俺たちは吹き飛ばされた



~続く~


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