C-32 救世のグランド・セイバー
「桃菜!みんな!大丈夫か!?」
「大分疲労が蓄積されているようだな
恐らく、お前を探していたんだろう。
バカは仲間のコンディションも解らないのか?」
「っ…相変わらずムカツクなお前は…」
そして、二人はこちらに降りてきた
「みんな立てるか?」
「か、かたじけない…」
「兄上…」
「桃菜、ごめんな心配させて」
すると桃菜は蒼也に飛びついて大泣きし始めた
再び立ち上がり
一斉射撃を開始するリザレイザ
ブレイザーに切り替えて
敵の弾丸を打ち落とす
しかし、先ほどの戦いで精度が下がっていた
そこに一筋の光が横切り
残りの弾丸を全て打ち落とした
「そのダメージで良く立ってられるなお前」
「仲間を守るとなりゃ、こんくらいどうって事無い…!」
「そうか、まぁ、死なない程度にな。私はリリル・ミユだ。よろしく頼む。」
「俺は月山好多だ。こちらこそだな!」
「おいリリル!お前態度が俺と違わないか!?」
「バカとは出来が違うみたいだか」
「兄上はバカではないでござる!」
「う…そ、そうか…」
「あの…水を差すようで悪いのでござるが…」
「「「「ん?」」」」
「リザレイザへのトドメを刺すでござるよ?」
「あ、忘れてたでござる」
「小物の相手などしている場合では無かったな」
「小物だと!?」
「落ち着け蒼也…」
「リザレイザ、砲撃体勢ニ入リマシタ」
またリザレイザの一斉射撃
リリルと蒼也がミサイルとマシンガンを打ち落とし
桃菜とジュイロがロケットランチャーを切り落とす
そして、ブレイザーで俺がリザレイザを打ち倒す
「まぁ、せっかく五人揃ったのでござる。
記念にここは、五人DOCKING・BLAST
「VENDER・BLAST」でどうでござるか?」
「どうするみんな?」
全員の目が合った。
みんなの目は同じ答えを出していた
「よぉし…やるぞ!」
「「「「おう!」」」」
俺はライズフレイマーの取っ手を引く
桃菜、蒼也はそれぞれスロットにカードを
ジュイロは残月の柄に銀河携を差し込む
リリルは左腕のクローのボタンを押す
「「「「「SMASH・BLAST!!!!!」」」」」
五機のマッハブースターは同時に電子音を上げる
すると、目の前に構築されたのは
ブライトクリエイターよりも
さらにゴツい大型砲台だった。
「前よりでけえ!」
「五人分のパーツが合体しているのだからな、でかいのも当たり前だ」
「お前初めて見た事無いだろ知ったか翠…」
「何か言ったかバカ…?」
「何でもねぇよ!」
「う~ん…」
「桃菜殿、どうしたでござるか?」
「…光呼ぶ嵐…吹き荒れる竜巻…」
「「「「は?」」」」
「ブライトトルネイダー!」
「おい…お前の妹だろ…何とかしろバカ…」
「バカ言うな!」
「ハハハ…凄い名前でござるな…」
「良いじゃねぇか!かっけぇよ!」
「好多殿、流石話が解る!」
(((同レベル…)))
「んじゃ行くぞみんな!」
「行くでござる!」
「やるしかないのか…」
「解ったでござるー…」
「仕方ないか…」
「「「「「ブライトトルネイダー!!!!!」」」」」
『OK! My name is Bright Tornader !
Mega Charge Start OK!』
M3bが砲身に集中
それどころか
M3bは俺たちに集まってくるようだった
全身に力が漲ってくる
『5.4.3.2.1.Ready!』
「「シューティグゥ…」」
「ブレエェェェック!」
『Mega Burst!!』
五人が同時に引き金を引くと
超巨大ビームが発射された
その勢いは凄まじく
五人で支えてなければ
その場でブライトトルネイダーを保つことは出来ないだろう
巨大なビームはリザレイザに直撃
風穴を開けるどころか
完全に消滅した
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「んでもって!ようやく五人揃ったでござるな!」
「ほんとにやっとだよ…何日かかったことやら…」
「まぁまぁ、無事揃ったなら良いじゃない!」
「そうだな、良かった良かっ」
「あれ…リリル殿…?」
「さっきと性格が違うでござる…?」
「あ、これはね」
長々とリリルの説明を聞く
なんとも驚くべき事だ
「性格が強気になるのか…ハハハ…って」
「「「えええええええ!?」」」
「だから、強く言いすぎることあるから、その時はごめんね!」
「まぁ、それはその時に置いとこうぜ。今はこれのチーム名を考えよう。」
「チーム名?必要か?」
「まぁ、チームの結束がより深まると思うでござるよ」
「戦闘時ニオケル小隊名称ハ、各小隊トノ区別ガ付クノデ私モ賛成シマス」
「そうだね…そうしよう!名前は…」
「グランド・セイバー!」
「こ、好多…一応理由を聞こうか…?」
「母なる大地を守る救世主!グランド・セイバー!」
「アホか…」
「露骨でござる…」
「何かありがちすぎ…」
「カッコイイでござる~!!」
「も、桃菜?」
「流石桃菜!解ってるじゃねぇか!」
「兄上達はセンス無さ過ぎでござる!」
「あのな…」
「まぁ、蒼也殿。良いでないではござるか?」
「そうだね、桃菜が喜んでるし良いんじゃない?お兄ちゃ~ん」
「や、やめろリリル!しゃーないか…」
「んじゃ、みんなで言うぞ!」
「心得た!!」
「解ったよ…」
「まぁ、仕方ないでござるな」
「うん!」
「デハ、ミナサン、チーム名ノ登録ヲ」
「登録すんのかよ…」
「兄上!みんなに逆らう気でござるか!?」
「いやそうゆうわけじゃ…」
「とりあえずみんなで叫ぼうぜ!せーの…」
「「「「「グランド・セイバー!」」」」」
8thAttack Compleat




