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救世のグランド・セイバー  作者: S・セリザワ
5th Attack「明日に誓う三つの勇気」
23/146

B-58 信頼の鐘の元に


「………ごめんな………」

「あ、その…えぇっと…」

「ちょいと謝ってくる」



バカだな俺は


何も知らないで、何も考えないで



ただ突っ込んだせいで




今、俺は初めて気付いた

自分一人で戦っていないことに




去って行った蒼也の元に向かおうとした直後

蒼也の向かった方向に爆煙幕が上がった



俺はセット・アップして

ブースターで駆ける。



蒼也を確認、彼の目の前にはゴルドグレイが


ゴルドグレイを吹き飛ばし、蒼也の前に立つ。

蒼也は耳を押さえながら、何かを探していた。



「これか?」

補聴器を差し出す

「お前…」

「話は桃菜から聞いた…すまねぇ」

「………」

「…頼みがあるんだ」

「何だよ…」

「お前の耳の代わりになりたい」

「…は?」

「別にホモ発言じゃねぇぞ!?」

「いや、そんなことは言ってないが…」

「…俺の能力なら、お前の耳の代わりになれるし、こっちにはF.A.C.Eもいる。だから…」



その時、俺の背後からゴルドグレイの奇襲

銃弾が俺の顔を横切り、ゴルドグレイに命中した。

倒れるゴルドグレイ



「なぁ…出過ぎるなよ…?」

「…了解!!」


返事と共に振り返り、ゴルドグレイをプラズマーで切り裂く。


起き上がるゴルドグレイに、スナイパーライフルの追い打ち攻撃



約6mほど吹き飛んだゴルドドグレイに

クナイが突き刺さり、爆発する。


振り向くと、桃菜が姿を現した。


「「桃菜!?」」

「いやぁ~…流石にジッとしていられなかったでござる~…」

「ったく…お前は昔から、弱いのにホントお人好しだな…」

「まぁ、それがこいつの良いとこだろ?」



話してる間もなく、ゴルドグレイの光弾が蒼也に発射された。

蒼也を横に押し、自らも避ける。


「蒼也、こいつはトンだタフガイだな!何か無いのか!?」

「一つだけ…TRIPLE・BLASTだ!」

「トリルル…?」

「TRIPLE・BLASTだ!簡単に言うと三人のSMASH・BLASTを合わせるんだ!」

「んなこと出来るのかよ…?」

「ただ、これは三人の心を一つにする必要があるでござる。」

「…やるか!」


お互いに見合って確認する。全員賛成だ。


「行くぞ…せーの!」

「「「SMASH・BLAST!!!」」」



三人のマッハブースターが同時に電子音を上げると

蒼也のDebill-killmanがライズフレイマーに合体、桃菜のDS-4が左右の引き金になった。

左右の引き金を桃菜と蒼也が持つ。



『Please Give me Cord name』

「な、なんだこれ!?」

「俺の武器が主体になってるから、実弾大型砲台ってところか。TRIPLE・BLASTは威力が高すぎるから、安全ピン=名前認証の必要がある。名前は…」

「名前は…ブライトクリエイター!」



「へ?」

「また、お前は変な名前付けるな~…」

「良いじゃないでござるか~、世界に光を作り出す必殺砲撃!」

「まぁ、良いんじゃないのか?」

「流石好多殿!解ってるでござる!」

「まぁ…良いか…」

「つーわけで…」

「「「ブライトクリエイター!!!」」」

『OK! My name is Bright Creator!

Charge Start OK!』



周囲のM3bが砲頭に集束されていく



『3.2.1.Ready!』


「「シューティグゥ…」」

「ブレエェェェック!」

『Burst!!』


三人同時に引き金を引くと、一発のビームが発射される。

ビームは一直線にゴルドグレイに飛ぶ。


ゴルドグレイにビームが直撃

ビームを頭で耐えるゴルドグレイだったが

ビームはゴルドグレイの頭部から尻尾までを貫き

ビームの跡を残して、上半身が吹き飛んでいた。



----------------



「二人が仲直り出来てめでたしめでたしでござる~!」

「まぁ、殆ど桃菜のお陰だがな…」

「へっへ~褒めていいでござるよ~?」

「………前言撤回、やっぱ俺の実力だわ」

「ちょ!?なんで手のひら返すでござるか!?」

「うざかった」

「え~~~!?」

「まぁまぁ、落ち着けお前達」

「いや、文句ならこいつに言え」

「え~~~兄上ぇ~~~」

「はいはい、お前のお陰だよ」

「えへへへ~」



「………シスコンとブラコン………」



二人同時に俺を睨む

そして、突然セットアップして攻撃を仕掛けてきた


「ちょ、ちょいと待てやお前等!」

「桃菜ァッ!DOUBLE・BLASTだァァッ!」

「心得たァァッ!」

「お、おい待て!流石にやり過ぎだ!」



随分とまぁ、危険な状況ではあるが

ようやく、仲間として認めてくれるヤツが



「「SMASH・BLAST!!」」

「ホントに待てェェェェッ!!」



本当に認められるのは…この攻撃をかいくぐった後かな…



~5th Attack Compleat~

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