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笑ってはいけないオフ界 ~ギルド編~  作者: 著・ジョナサン 原案・太陽いるか
3/13

バス内 初めての笑の刺客

バスに乗り込んだ4人は、


?「この並びの席に座ってください」


と、少年に出入り口の向かい側の座席に座るように促され、右から龍馬、あきら、智、龍斗という風に並んで座った。


プーッとブザー音が鳴ってドアが閉まる。


?「向こうに着くまで1時間ほどかかります。それまでバスのマナーを守って待っていてください」


智「わかったよ」


あきら「それにしても乗り心地がいいバスだよな」


バスが走り出す。

この時、4人は知ることとなった。これが、地獄のドライビングになることを。






10分走ったころだった。


バスが止まる。


龍馬「なんだ?」


智「たぶんバス停じゃないかな」


龍斗「そっすね」


窓の外にバス停が立っていた。


プーッと音が鳴り、自動ドアが開く。


そして乗客が乗り込み・・・


智「ふくっwwwww」


智が噴出した。

のに釣られて・・・


あきら「プwww」


あきらもそれに釣られて笑いを隠せない。


乗り込んだのはなんとあの刺宮倦。


しかも彼はなんと葉っぱのような褌を付けていた!



デデーン 七宮 佐藤 アウト



あきら「何今の!?」


バスが走り出した。と思った直後また止まった。

再びドアが開く。


智「!?」


開いたドアから黒い服の人が入ってくる!


あきら「えっ ちょっ 何を・・・?」


黒い服の人が佐藤選手を無理やり立たせた!

そして後ろ向きにさせた!

そしてそしておーっと!黒い服の人!黒いゴムの棒を出した!

それを!おおきく!振りかぶって!


バシン!!



あきら「うぉうぅ!!?」


入ったー!!尻に見事にヒット!

ちなみにあのゴムは戦時中・戦後など、拷問などに使われた器具「ブラックジャック」。


智「え、ちょ、まさか僕も・・・あふぅん!?」


バシン!!


同じように尻に一撃を貰う智。

原作でのやられ耐性がないので超痛そうだ。


龍斗「何なんだったんだ、今の・・・」


黒い服の人は何も言わず出て行った。


ドアが閉まり、バスはまた走り出す。


龍馬「い、今のがペナルティなのか・・・?」


龍斗「みた・・・」


あきら「超痛い!風華のラッシュ以上に痛い!」


智「力を入れてたのにまったく意味が・・・」


龍馬「・・・ん?さっきの・・・」


龍斗「知ってるのか?」


龍馬「いや、今度来たら確かめる」


サングラスでよくわからんかったので、4人は再び来た時を待つことにした。


?「・・・くしっ!」


智「フッ」



デデーン 七宮 アウト



智「今ちょっと頬緩めただけだよね!?」

案内役の少年の何の変哲もないくしゃみについつい少しニヤッとした智。


龍斗「今のどこに笑う要素があるんすか・・・」


ガーッ。自動ドアが開き、再びあの黒い服の人が・・・


?(黒い服の人)「・・・」


龍馬「や は り お 前 か」


黒い服の人、なんと良く見れば正体が簡単にわかってまいました!


オフ界随一(?)のパワーを持つ来巧君ではありませんか!


智「道理で痛いはずだよね!?あの力で叩くんだもの」


?(少年もとい唯)「ごちゃごちゃ言ってると覚悟完了できませんよ?」


智「ゑ・・・ぬふぁあ!?」


バシン!!


いつの間にか後ろ向きに立たされていた智は一発ドカンと叩かれた!


再び出ていく黒い服。改め来巧。


龍馬「・・・あいつそんなこと引き受ける性格だったか?」


?「彼にはちょっと物で釣らせてもらいました」


あきら「モノ?」


?「はい、ちょっと七味1瓶で」


龍馬「くっwww」


?「七味>七宮・・・フフッ」


一同「・・・w」


デデーン 全員 アウト




ガーッ タッタッタッタ。


バシン!


龍斗「いっだあ!!」


バシン!


智「おうふ」


バシン!


あきら「ズェッ!!」


バゴンッ!!!


龍馬「グハァッ・・・!?・・・・って待てライ!何で俺だけ威力違うんだ!!」


しかし叩くのみが使命の神代来巧、語らず。


バス移動はまだ続く・・・



残り時間 23時間45分33秒







現在バスの中には一般客数名に加え、自分たち4人と謎の案内少年、そして葉っぱのみで大事なところを隠す倦さん。


智「・・・お尻がぁ・・・」


なんだかんだで一番体力のない七宮智は早くも音を上げている。



龍馬「・・・ん?何か聞こえないか?」


龍馬はバスの外から聞こえた声に反応した。ほかの3人も続いて気付く。


向こう側の窓だ。

目を凝らしてみると・・・


?「しっちゃーん!!しっちゃーん!行っちゃやだー!!」


龍馬「ブフーッ!?ww」



龍斗「な、何あれ・・・w」


智「え、え?メイドさんだろ?」



あきら「あ、あれは・・・w」


バスを追って走ってくるのはメイドの姿。

ただし、龍馬はその人物をよく知っていた。


龍馬「美樹!!?w何、何してるんだ!?ww」


メイド服姿の御園美樹君(♂)。

それがしっちゃーんしっちゃーん!と走ってくる。

しかも見事にバスと同じ速さで。



※既に笑いましたが最後までお楽しみください。



美樹「しっちゃーん!私、しっちゃんのことずっと好きだったからー!!」


と、ここで、「しっちゃん」って誰?

という風に4人の中に雰囲気が流れた。笑をこらえつつ。


あきら「・・・?」


智「プクッ・・ww」


あきら「なんで!?」


※既に笑いましたが最後までお楽しみください。


倦「・・・ベイビーか!?」


全員「お前かwww」


立ち上がる倦さん。

窓を開け、顔を出す。


ヨ「しっちゃーん!ワイハに行っても、ずっと愛してるカラー!!」


倦「・・・ベイビー」


智「刺宮倦が”ベイビー”ってwww」


倦「・・・運転手!俺様はここでお別れだ!

俺にはベイビーがまだ必要なんだ!愛のためなら・俺は夢をも投げ捨てる!!

さらばだワイハー!!あの世でゆっくり楽しむぜ!!」


倦さんは突然叫んで窓を全開にした。


智「やめwwwキャラがwwww」


倦「とうっ!!」


次の瞬間、倦は空を舞った。


ただし、車内に一枚の葉っぱを残して・・・ww


龍馬「うわはははwwwwwwwwww」


龍馬に当たってはとうとうキャラ崩壊の危機寸前まで笑っている。


デデーン 全員 アウト


止まったバスの中にゴムの気味いい音が響いた。



残り時間 23時間35分00秒

ギルドまで約半分・・・・・







葉っぱだけ残った目の前の座席。


その状況だけで4人に笑いを誘発することは容易かった。


龍馬「・・・w」


デデーン 坂本 アウト


智「刺宮倦が・・・・プフッ」


七宮 アウト


龍斗「・・・(我慢だ、我慢・・・)」



ガーッっとドアが開いてグラサンの来巧が姿を現す。


バシン!バシン!


龍馬「アウッ・・・」


智「ウグッ・・・」



龍斗「我慢・・・我慢・・・」






あきら「ボソッ(フル○ン」

龍斗「ぶはっ!?www」


デデーン 橘 アウト


バシッ!!!


龍斗「でええっ!!」



バスがまた走り出す。


龍馬「・・・ライ(あいつ)・・・全く容赦がない・・・」


智「七味のために本気を出すは辛党のさだめか・・・」


?(唯)「高級七味です」


智「あーうん、高級七味」


?「高級七宮」


あきら「フフッ」


デデーン 佐藤 アウト



ガーッ


バシ!!


あきら「ないっあ!!」


意味不明な叫びと破裂音。




智「絶対長生きは出来ないよ・・・」



そうこう尻を何度もたたかれているうちに、ブザーが鳴ってバスは止まる。



ドアが開き、入ってきたのは・・・


?「こんにちは!僕ノヴィ太やー」


あきら「フクッww」


?「こんにちは ぼくボラえもん」


智「サヤッ・・www」


デデーン 七宮 佐藤 橘 アウト


龍斗はくすくす笑っていたようだが、見逃されるはずはなかった。


乗り込んだのはドラ○もん・・・の中国版のような着ぐるみを着た元闇サーカスの目玉・世辞沙也夏と、ラジオ・ザ・山谷in次回予告のパーソナリティ、香坂七火であった!


バシン!!×3


一緒に乗ってきた来巧に尻を叩かれる3人。


智「さや・・・ボラえもんの真剣な顔が・・・www」


デデーン 七宮 アウト



バシン!


智「ウふぉッ!!!」


ノヴィ太「ボラえもん!ボラえもん!シ”ャィャンが今朝も虐めてくるんやー」


ボラえもん「なんだってー そんな時には・・・」


ポケットに手をつっこむボラえもん。棒読み具合が素晴らしい。


ボラえもん「仕込みナイフと『これで君も”舞い”の達人!桐先弱(きりさきじゃっく)のブラックサーカス教本①』ー!」


ノヴィ太「すごーい!それあったらあのごっついブタゴリラをただの肉の塊にできるやんー」


ボラえもん「それじゃあ、まずは舞いの練習相手を探そう」


ギクリ、とする智。

舞いの正体に薄々気づいているからだ。


ボラえもん「じゃあ、そこの・・・チャイナドレスの男の子でいいよ」


龍馬「俺?」


ノヴィ太「えー?こっちのおたく風のギル○メッシュでええやないの」


龍馬&龍斗&あきら「ぶっwww」



デデーン 坂本 橘 佐藤 アウト


ガーッ!


バシン!バシン!バシン!



智「・・・い、嫌だ・・・・・・」


いつになく恐怖に滲んだ顔をしてビビる智。


あきら「・・・ww」


デデーン 佐藤 アウト


なぜ笑ったのか。


ガーッ。

バシぃ!!


あきら「ひでうっ!」




ノヴィ太「遠慮せんでええのにー」


ボラえもん「さーさー どーーぞーー」


智「う・・・ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


マジ泣きする智。相当トラウマあるねこりゃ。顔がまるでビビりまくる(0M0)のように。


龍馬「・・・・w」


デデーン 坂本 アウト


ガーッ バシン!!!


龍馬「うぉうっ!」



?「そこまでだ!とうっ!!」


その時、天井から声が。


?「・・・練習にこじ付け、人を切り刻まんとする悪輩め・・・許さん!!」


天井がパカッと開く。


?「わが名は賢者仮面・・・覚悟!!」


開いた天井から誰かが飛び降りる!


安っぽいスーツに仮面をつけたソフト帽の男。

どこか声があの怪盗に似てる気もするが、まあ気にしちゃダメだ!


その賢者仮面が スタッと、華麗に着地した。が。


賢者仮面「あれ?」


ちょうどその床がパカ、と開く。


?(唯)「ボっシュートです!」


賢者仮面「ウワアアアアアアアアアアアアアアアア」


開いた床に無残に落ちていく賢者仮面。


全員「ふはっwwwww」



デデーン 全員 アウト


ガーッ バシッ!!バシッ!バシッ!!!ボスッ・・・バシン!!!


龍馬「ぬあっ!!」


智「ふきゃっ!!」


龍斗「あべしっ!!」


あきら「みゃっ!?・・・ギャッ!!」


あきらのは不発だったため、叩きなおしました。



ボラえもん「・・・なんかしらけたー」


ノヴィ太「しゃあない。ボラえもん。くじ引きしようよー」


ボラえもん「いいよー じゃあ引いてー」


ポケットに手を突っ込ませるボラえもん。


ノヴィ太「・・・出た!」



ボラえもんのポケットに何やら文字の書かれたボールが、


ボラえもん「そのボールは・・・えっと、「サトウアキラ アウト」」



デデーン 佐藤 アウト



あきら「今俺笑ってなかったよな!?」


ガーッ。

しかし来巧は現れる。


バシン!!


あきら「くぁwせ!!」



ボラえもん「おっと。もうそろそろ降りるころだねノヴィ太君」


ノヴィ太「うーん。じゃあみんな またよろしゅうにー」


ガーッ 


ボラえもんとノヴィ太はバスを降りて行った。



龍斗「何しに来たんだ・・・?」




残り時間 23時間20分


秒数は考えるの面倒だからやめた。

ちなみにスタート時刻が7時って設定にしてあるから現在7時。









プーッ


前回のパクリ2人組がバスを降り、代わりに入ってきたのは・・・


あきら「で、出た・・・」


智「パンダヒーロー・・・・・・・・じゃない!?」



パンダ。みたいな服を着た松子デラックスに滅茶苦茶よく似た人!


?「警部!このバスのようです」


続いて入ってきたのは。


龍馬「草壁さん!?」


白衣にライダースーツ、某アメコミのヒーローのようなゴーグル、草壁さんがなんと貴重な警察の制服姿で登場!ただし白衣は残る。


松子?「そうみたいね」


さらにバスに入る人が一人。


?「松子警部。このバスに爆弾が?」


あきら「って怜!?」


続いて続いて怜ちゃんの警察服!想像しろ!


松子「このバスの中に爆弾が仕掛けられたとの情報が入ったわ。犯人はこの中にいる。調べさせてもらうわよ」


龍馬「爆弾ッ!?」


あきら「嫌な予感が・・・」


龍斗「ど、どうぞ」


松子「じゃあまずあんた達からね」


まず松子?は龍馬をボディチェックする。


松子「・・・異常ないわね」


龍馬「それはそうだ」


松子「あとその女装にあってないわよ」


龍馬「好きで着てない!!」


松子「じゃあ次。・・・・」


松子似の人はあきらの前に立った。


次の瞬間!


バチィッ!!


あきら「痛っだあ!?何で!?」


松子「女の前で上半身さらけ出すとか変態じゃないの」


龍斗「フ・・ww」


智「フフ・・・ww」


何故かビンタされた!そして検査せずスルー!!


※既に笑いましたが最後までお楽しみください


松子「じゃあ次。そこのメガネのイケメン・・・ウフ」


智「え?あの、ちょっと」


松子「いい体してんじゃない」


智「アッー、!そこさわんないでくださいよ!!」


龍馬「フフヒッ・・・www」


あきら「フフフフフww」


松子「ちぇ。じゃあ最後の子」


松子似は最後に龍斗の体をチェックする。


松子「全員なにもおかしいものは持ってないわね」


と、その時!


怜「警部!男が一人逃げました!」


松子「なんですって」


窓の外に注目する4人。


バッグを持った男が一人走って逃げている。


松子「草壁、あれを出しなさいよ」


草壁「yes,sir」


草壁がどこからともなく出すのは・・・

RPG-7・対戦車ロケットランチャー!!


松子はそれを受け取るとそれを逃げる男に構えた。


そして何の躊躇いもなくトリガーを引く!


一瞬のうちに砲弾が飛ぶ。


そして男のほうに向かい。



ドガアアアアアアアアアン・・・・



大爆発した。


一同「・・・」


デデーン 全員 アウト


一同「忘れてた!!」


無言の来巧がバスに駆け込み!

尻を!お尻を!ガツンと!!


バシン!×4


龍馬「オウアー!!」


龍斗「アウチ!!」


あきら「でねうっ!!」


智「ウヴァっ!!」


だんだんとうめき声が面白くなってきた。




草壁「警部!爆弾を発見しました!」


怜「草壁さん!さすが!」


松子「じゃあ引き上げるわよ」


3人は出て行った。


そして外に止めてあったパトカー・・・ではなくジープに乗り込む。


ジープが向こうに走り出す・・・


が。しばらくすると。草壁と怜がジープから飛び降りた。


そして。





ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン・・・・・






龍斗「松子オオオオオオオオオオオオオ!!!」



ジープは大爆発を起こしたのだった。





智「・・・相変わらずわけのわからないのに笑えてくる・・・w」


デデーン 七宮 アウト



バシン!!!




残り時間 23時間10分

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