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携帯電話 ⑥ ※200文字
呼び鈴が鳴ったので、私が扉を開けるとメイド服の女が居た。
「私は未来からやってきたメイド形携帯電話です」
「ですか」
「はい、料理も洗濯もテレビも掃除もゲームもネット機能も私には付いてますよ」
「それは凄い。ちなみに通話はどうやるの?」
「私の顔で操作します。口が受話器で、眼球のガラスがディスプレイ、耳でアドレス帳が動き、鼻が決定ボタンに……」
「通話中に人間の顔なんか見たくないわ!」
と言って私は扉を閉じた。
呼び鈴が鳴ったので、私が扉を開けるとメイド服の女が居た。
「私は未来からやってきたメイド形携帯電話です」
「ですか」
「はい、料理も洗濯もテレビも掃除もゲームもネット機能も私には付いてますよ」
「それは凄い。ちなみに通話はどうやるの?」
「私の顔で操作します。口が受話器で、眼球のガラスがディスプレイ、耳でアドレス帳が動き、鼻が決定ボタンに……」
「通話中に人間の顔なんか見たくないわ!」
と言って私は扉を閉じた。
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