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携帯電話 ⑤ ※200文字
私が拾った携帯電話の機能は最先端だった。体温や体調の変化を探知し、周囲の毒物や薬物や火薬や地震や津波や金属反応を探査し、何か一つでも異変が分かるとアラームが鳴る。しかもボタン一つで信号と通行中の車が操れ、電波や録画を止められ、100メートルおきに設置された隠しシェルターが姿を現したのだ。
これは誰の携帯なんだろう。
その頃、官邸で。
「どうました、総理」
「あ、ミスったな。俺の専用携帯を落としたみたいだ」
私が拾った携帯電話の機能は最先端だった。体温や体調の変化を探知し、周囲の毒物や薬物や火薬や地震や津波や金属反応を探査し、何か一つでも異変が分かるとアラームが鳴る。しかもボタン一つで信号と通行中の車が操れ、電波や録画を止められ、100メートルおきに設置された隠しシェルターが姿を現したのだ。
これは誰の携帯なんだろう。
その頃、官邸で。
「どうました、総理」
「あ、ミスったな。俺の専用携帯を落としたみたいだ」
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