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携帯電話 ②

「お前、そんな携帯使ってるのよ」


「つーか、キモチわりぃよな、お前の携帯」


 そんな風にバカにされた僕は悔しくて泣いてしまった。


「この携帯はお仕事をしているパパが、僕に買ってくれたんだぞ! そりゃ、ずっと血を吐いてるし、目からビームが出るし、何かネバネバしてるし、尻尾やトゲが生えてるから通話をすると頬が痛いし、夜中の二時とかに吠えるし、時々噛み付くからバーちゃん殺されたけど、僕にとって宝物の携帯なんだ!」







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