漫才「チーバ君」
ボ「俺ね千葉が好きなのよ」
ツ「千葉?」
ボ「千葉。ディズニーランドがある。」
ツ「あー千葉ね。あれ、千葉ってどこにあったっけ?」
ボ「えっとたしか福島の下」
ツ「それ栃木だね」
ボ「そっか栃木か」
ツ「違う違う。あ、思い出した。下で言うなら茨城の下じゃない?」
ボ「茨城の下ってことは群馬の右?」
ツ「栃木だよ。なんで栃木だけ位置正確にわかるんだよ。」
ボ「違うのか」
ツ「本当に千葉好き?」
ボ「もちろん」
ツ「何が好きなのよ?」
ボ「実はね、千葉県のね。ゆるキャラがいいんだよ」
ツ「ゆるキャラ?」
ボ「うん。名前はチーバ君っていうんだけど」
ツ「ひねりがないね」
ボ「形が千葉県の形をしていて」
ツ「ひねりがないね」
ボ「ヨーロッパ風に言うならチェーヴァ君」
ツ「いいよひねらなくて。ごめんって。で、それの何がいいの?」
ボ「チーバ君が左を向いた時、千葉県の形になってて」
ツ「うん」
ボ「チーバ君の体の部位に照らし合わせて、何がどこにあるか簡単にわかるわけ。すごいでしょ?」
ツ「なるほどね。じゃあディズニーランドはチーバ君のどこにあるの?」
ボ「チーバ君のベロ」
ツ「チーバ君ってペロッて舌出してるんだ、かわいいね」
ボ「でしょ?」
ツ「少し興味わいてきた。じゃあ他にはどんな場所があるの?」
ボ「まずマザー牧場」
ツ「いろんな動物と触れ合える所だ」
ボ「場所わかる?」
ツ「割と左側のほうだから、おなか?」
ボ「あーおしい!」
ツ「えー!」
ボ「ほら、それだと広すぎるから」
ツ「そっかー」
ボ「正確にはおなかの盲腸のところだね。」
ツ「そうか盲腸かぁ」
ボ「そうなんだよねえ」
ツ「うん、、盲腸?」
ボ「え?うん」
ツ「チーバ君盲腸なの?」
ボ「あっいや今は摘出したらしいんだけど」
ツ「そうゆう問題じゃなくてさ」
ボ「でももう大丈夫だから」
ツ「そんな大丈夫って」
ボ「本当に大丈夫だから!」
ツ「逆に不安だよ」
ボ「大丈夫だから、、」
ツ「、、、まあ今は健康なんだもんね?」
ボ「まあ、、うん、、、」
ツ「ならいいけど」
ボ「、、、」
ツ「、、、次は?」
ボ「え?」
ツ「ほら、他にもあるわけでしょ?」
ボ「そ、そうだね」
ツ「そうだよ、他にどんなところがあるのよ」
ボ「ほかにはね、鋸山ってのがあるんだけど」
ツ「へー、知らないなぁ!」
ボ「自然豊かで」
ツ「おお!」
ボ「上った先で空気がおいしい!」
ツ「おお!!行ってみたいな!」
ボ「で!これがあるのがチーバ君の膝!」
ツ「あーわかりやすいね!!下のほうなのかな!」
ボ「膝の手術痕」
ツ「チーバ君?」
ボ「、、、」
ツ「大丈夫かなチーバ君」
ボ「まぁまぁ」
ツ「なんで手術なんかさせたのよ」
ボ「半月板損傷したって」
ツ「ゆるキャラの話だよね?」
ボ「そうだけど?」
ツ「にしては重くない?」
ボ「でももう二か月くらいたつから」
ツ「なにが?」
ボ「リハビリ」
ツ「もういいよ!」
ボ「なんでだよ!」
ツ「聞きたくないよ術後の故障との向き合い方とか!」
ボ「まぁあとおすすめしたいのが」
ツ「よく先に行けるな!!」
ボ「なんで止めるんだよ!!」
ツ「チーバ君のことが心配で仕方ないんだよ!!」
ボ「でももう乗り越えたからぁ!!」
ツ「は?」
ボ「けがのショックから立ち直ってあいつ今一生懸命リハビリしてるんだよ?」
ツ「いやそうゆうことじゃな」
ボ「あいつが前向いて頑張ってんのに!!俺らが下向いててどうすんだよ!!」
ツ「これゆるキャラの話だよね!??」
ボ「なあ俺らも前に進もうぜ」
ツ「え俺が間違ってんのかなあ!?」
ボ「んで!最後にお勧めしたいのが御宿っていう町」
ツ「ああ、はい」
ボ「知ってる?」
ツ「あのー海近くて観光客でにぎわってるところでしょ?いったことあるもん」
ボ「おお、そしたらどこかわかるんじゃないの?」
ツ「ここまで来たらせめて当てたいな」
ボ「いいねえ」
ツ「あれは確か右のほうで」
ボ「あってるよ」
ツ「なおかつ大きな損傷に繋がらない所」
ボ「いろいろな葛藤と戦ってるね」
ツ「手だ」
ボ「手の?」
ツ「えーと手の、、親指!」
ボ「あー!もっと外側!」
ツ「えー!じゃあ中指?」
ボ「海近いんだからもっと!」
ツ「そっか小指か!」
ボ「小指はないから薬指!」
ツ「チーバ君!!?」
ボ「どうしたよ」
ツ「おいチーバ君に何あったんだよ!」
ボ「何って何よ?」
ツ「けじめつけてるじゃねーか!おい何しでかしたんだ!?」
ボ「若頭の女に手出したって」
ツ「なにしてんだゆるキャラの分際が!」
ボ「まぁまぁ」
ツ「大丈夫だったわけ?」
ボ「本人に聞いたら、恥ずかしそうに『てへっ』て顔してたけど」
ツ「いやそれで舌出してるわけ!?」
ボ「そうだよ」
ツ「全然かわいくねーな!」
ボ「かわいいでしょ、チーバ君はほんとおっちょこちょいなんだから」
ツ「おっちょこちょいで済む問題じゃないだろ!代償として小指差し出てんだぞ!」
ボ「でもこれで少しでも千葉のこと知ってもらえたらなと思いますね」
ツ「いやチーバ君のこと知りたくなったよ。もういいよ」




