ギルドの仕事
ファンニ王国が崩壊してから数ヶ月がたちゼオたちがギルドを作り上げて数週間後
「暇ですね」「暇だな」「暇よね」
ゼオ、カイア、ミールはギルド守りの盾を立ち上げたがまだほとんど仕事らしい仕事はしていないまま
退屈を持て余していてそんな状態をグエンは
「まったく、情けない・。カイア、ミール、お前達は暇なら何かしたらどうだ。仕事がなくても情報収集をしたりなどすることはあるだろ」
「そうはいっても、俺達みたいな新米はなかなか相手にしてもらえないし」
ギルドも山ほどあるがまだ新米の守りの盾はほとんど相手にしてもらえないでときどき簡単な任務が来るくらいで
「王子も、そんな調子では困ります。もっとしっかりしていただけねば。今はギルドのマスターでもあるのですから」
「僕はもう王子ではないよ。国もないし ギルドマスターでもあるが集会は最近あったばかりだしグエン、それでそっちはどうだった」
グエンに何かないか聞いてみたが特には何もないまま一日が終えようとしているときに一人の男がやってきて
「ここが守りの盾かい?ちょっと頼みたい仕事があるんだが」
「俺達に仕事か?どんな仕事だ」
「僕達は守りの盾、その名の通り誰かから守ったりするためのギルドですけど」
守りの盾とは何かから守ったりする専門のギルドでこちらからは攻めたりなどはしないことが決まりで
「それはわかっております。実はあるものを守って欲しいんです」
「あるもの?それはいったい」
そういうと不思議なキャピタルを出して
「なんだか変わったキャピタルね。こんなの始めて見たわ」
「これはいったいどこから?」
「これですか?旅の商人から交換して手に入れたものでしてこれを売りに出そうとオークションのあるサルディア王国に行こうとしたんですが
これを目当てにゴロツキが襲ってきてこの街にまで逃げ込んできたわけなんですよ。」
「なるほど、それで我々に依頼しようってわけですね」
依頼を聞きゼオたちは引き受けようとしたがその時にまあ誰かが来て
「ちょっとお邪魔させてもらうぜ。そいつに用があってな」
「お前はあのゴロツキのやつらの一人」
以前に依頼人に襲ってきたゴロツキがキャピタル目当てに襲い掛かろうとしていてゼオたちは止めようと
「帰ってもらおうか?我々がこの依頼を受けよう」
「ええ、ちょうど暇だったし退屈しのぎにはなりそうね」
「邪魔だ!!」
ゴロツキはゼオたちに襲い掛かってくるがあっさりと蹴散らして
「くそぉ 覚えてろよ」
当たり前のような捨て台詞を言いながら立ち去り改めて以来の詳しいことを聞こうとして
その依頼とはサルディア王国のオークションにキャピタルを売りに出すのでその間の護衛をして欲しいとの事
そしてゴロツキが現れたらこれを撃退して欲しいとのこと
「わかりました。この依頼、守りの盾が受けましょう」
「よかった。よろしくお願いします」
こうしてゼオたちは依頼を受けることになったがどうして自分達のギルドに依頼をすることになったのかと聞いてみるが
それはただ他のギルドに行ってもほとんどが相手にしてもらえないだけであった。
そして次の日にゼオとカイア、そしてミールの三人で老人の護衛をしてその間にグエンは情報収集に入ることになっていた。
そしてそのキャピタルを狙っているゴロツキも数を集めていて
「そうか、奴らが町を出てサルディアのほうに向かったんだな
よぉし やろうども目的はわかっているな」
「はい、ボス」「その珍しいキャピタルですね」
ゴロツキ共もゼオたちを追うようにキャピタルを奪いに襲い掛かろうとしていた
とりあえずさっさと書きました。