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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

おっちゃん図法螺

おっちゃん=ミッシェル

作者: 爾迷信爾(深夜⇋未明)

とりあえずお詫び

 オヤジギャグ、ダジャレから思いついての悪ふざけです。

 ですからタイトルだけに力が入って本文は取り立ててアピールするべき内容ではありません。eせいぜい冒頭の一行だけです。タイトル回収出来てません。力量不足でする予定も有りません。

 そして間に合わせのでっち上げですからオチありません。途中下車の残尿感ですが続編無しですよ。

 でわ 『hello? WOTA!』世界にようこそ。


 とある町のギルドに併設された酒場で青年上位冒険者が近くを通りがかった初老の万年中位冒険者を揶揄うために『おっさん』と呼んだことから、。


<!--//


「誰がおっさんやねん!」言うが早いか裏拳がとび、鈍く嫌な音がして立派な甲冑の偉丈夫が椅子から崩れ落ちた。


「おい、だらしねえぞ。酔っ払ってんのか、そんなとこで寝ちまうんじゃねえぞ。カゼひいてもしんねえぞ」おっちゃんは男の変な方向に曲がっている首を戻しながら「あっ重い。軽く腰やっちまった」とそこそこ周囲に聞こえるようにつぶやいてからいびきをかき始めた男を床に還した。


「さっわしもお仕事お仕事」

 おっちゃんは斡旋窓口へと移動する。



「だから不可抗力だしとばっちりだって!

 あいつが『おっさん』なんて呼ぶからなんだぞ。

 でもとりあえずお詫びととるに足らない言い訳を。

 まーなんと言うかな、加齢によるとこもあるかもな。そう、条件反射とか脊髄反射てやつだな。

 うむ、あんときゃ手首のキレがことさらよかったしな」

 

 通称『冒険者ギルド』D級会員のおっちゃんは加入している単機職斡旋互助会支部長の前に座った。そして弁明にもならない言葉をつづけた。


 が、うざくなった支部長はおっちゃんの言葉を遮り自分のターンとした。


 当人同士の問題として処理するからおっちゃんが気にしていたギルドからの罰則はない事。ただし相手側パーティ・アーバンイエィガーのリーダーが急遽パーティ解散する言い出し請け負う予定だった案件を飲めという事だった。

 支部長は人差し指を上に向け「ミケランジェロ委員からだ」とぽそり。


──げっ、あのクソジジイまだ生きてんのよかよ。いろんな意味で。まっエルフだもんな。


 ジジイと呼ばれてもおかしくなくなったおっちゃんにも若い頃が有ったんだ。いやほんまに。

 体重だって現在の半分以下だったし髪の毛だってフサフサ・・・・こほん。うそいえへんわ。

 っうことで若いときは都会にでて活躍しようとしてた時期もありました。で実際に都会のギルドへ行ってパーティーも組んだりもしました。そんときのメンバーの一人が目の前にいるマイケル。うん出世したよね。おっちゃん以外がな。くそっ。んで拠点にしてたトコの当時の支部長(ギルマス)があのクソジジイだった。


 隠しきれない卑屈さをにじませて対面の椅子に浅く座る。小者なんだよ。


「リーダーに回復術使ったろ。いやユニークスキルの〝癒しの天秤(ジャッジメント)〟か」

「うえっ!?」

 思わず眼を逸らしそうになったおっちゃんだがソレは悪手だとぐっと相手を睨付けた。

 うむ本末転倒な三文役者はウソつけない。


 あのときアーバンイエィガーのリーダーに『おっさん』と呼ばれたのでいつも(・・・)の酒場ノリで「だれがおっさんやねん」と裏拳を併せてカルクカエシタツモリ・・・ガンプラで首の廻にある黄色い部分な、そう立ち襟みたいなガードんトコをこっんて鳴らした程度なのに頸椎が粉砕されてたんだ。生死を分ける一刻を争う状況だし、わしの回復術は効果が低いからテンパってるしでとっておきのユニークスキルを使ったんだが久しぶりで副作用のことをすっかり忘れとった。

 マイケルが感づいたのはコレでか。


 にらみ合ってるだけなんだが、図柄としてまだ見つめ合うジジイが二人。誰得やねんちゅうに。


 ほなけどなんかバラの花が増えとれへんか。あの辺りにカメラがあるとしてやな、手前にまずバラのフレーム、背景にもバラの壁ってソッチ系のサブカルちゃうわっ。

 それはそれとしてソコ――。オマエやオマエや、正確にはオマイラや。何かってに撮影会始よとしてんねん。なんやて黒子装束んときは空気として対応して下さいだと?


 どついたろかっ!


 〝動くな〟と声を掛けいっちゃん近くに居た黒子装束を一匹捕まえてその衣装を剥ぎ取るとマッバで1才児ぐらいの可愛い男の子が出てきた。一部訂正、天秤の図柄入りのスタイをしている。人間とは明らかに違うのは背中から一対の翼。所謂見習い守護天使って輩だ。

 だがなぁーこいつら地上の文化に染まりやがって背中の翼が黒ずんできてやがる。


 いずれ腐るか墜ちるぞ。


 なに? 自分たちは男の子だから腐るじゃなくて発酵だよって! 下手にタイトル回収しなくっていいんだよっ。


「それでどうなんだ」ドスの効いた声でマイケル。

 いけねつい脱線してもとった。「ははははは」

 いかんなぁ、笑ってごまかせそうにないな。

「彼の名誉のために内緒にしてやりたかったが〝鉄槌〟だった」

「やはりな。そんな事だと思ってたよ」

「ほー?」

「あのリーダー、噂程度に抑えられてたがゲスな奴でな、出自も悪名高いお貴族様の身内でな上部との強いコネを持ってて内容だとかは隠されていたみたいなんだが、どっかの〝聖者〟さまが〝断罪判定(悔い改めよ)〟して本人がゲロしたからな」

「あー、アレな。該当者はまず〝告白(ゲロ)〟と〝懺悔(スマソ)〟して終わるのも居るがあいつは〝贖罪(償贖行脚)〟なんかを経て〝鉄槌〟までフルコースだがどんなことやってたんだ。言える範囲でいいぞ」

「それわな・・・・」


 アーバンイエィガーのリーダーからの聞き取りはマイケルを含む職員数名で調書と報告書に纏められた。

 それはこんなとこ、、、、……


 同意関係なく抱いた相手のスキルと経験値を一定量取り上げる。交わった直後から魔術的なリンクが繋がりその後の成長からも搾取は継続している。この1日後から体調を崩した状態が数日続いて能力低下は不調が続いていると思わせていた可能性ともし気付いても告発を抑える効果があったようだ。

 理由如何に問わず死亡した場合はリンクが相手もちなためか即切れて取り込んだ分だけが残る。

 つまり死なれるより生きて活躍して貰ったほうが身入りが多くなるわけだ。


「ひでぇーゲス野郎なヒモ。ゲスヒモだな」

「まあそうだが、うまく言ったつもりかもしれねえがそれほどでもねえぞ」

 おっちゃんギャグはいまひとつらしかった。


 ヤツは贖罪の始まりとしてリンク元へスキルと経験値を返した。

 あっそうだったと支部長が執務机上に置かれたものを掴みおっちゃんに握らせた。


「なんじゃこりゃあーーー!」ナニかが身体の中にぬるっと入ってくる感覚にDTを失った連想へと繋がる。


 にやにやと支部長は〝水子スキルの詰め合わせ〟だと応え、トリューでピュアなスキルオーブじゃ無くて即実行とはならないが成長の切っ掛け、種にはなるだろうと。


──使い物になるまでどんくらい時間が掛かるやら。わし一人の余生じゃ足んねえぞ。わし、不摂生だから長生きも増殖出禁しな。どぉーするぅわし。両手を上に開いて「全てのわしよ、力を分けてくれぇ―!」ってか。


『依頼条件の一部を承りました。近々の時間軸および近隣の同位世界の貴女様と当該スキルシードのシェアリンクを行いました』


──へっ? 頭の中に響く声に驚き内容を理解するのに時間が掛かったおっちゃんの感想。「わし男やし〝貴女〟とちゃうで。ほれとなんか小難しいこと言われてもわからんて」


○発案初期の主な登場人物などのメモ

・主人公 

・・おっちゃん ミッシェル D級会員 


・パーティ

・・剣と天秤(ミカエル) 

・・・ミッシェル 

・・・(アンジー)

・・・コジロウ(他若干名)


・当て馬・噛ませ犬・友情出演

・・もうすぐS級と噂のパーティ・アーバンイエィガーの皆さん


・ギルド職員

・・国域本部役員 ミケランジェロ(エルフ) 聖女様ヲタ

・・支部長 マイケル 元〝剣と天秤〟メンバー

・・支部職員 ミカ おっちゃんに随行


・おっちゃんの教習を受ける予定のFG級会員役のみなさん

・・ミック、ミッキー、マイク、ミケーレ、ミカイール、ミハイル、ミーシャ他若干名


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