仮面の騎士と花畑
ゆっくり描きます
目が覚めると、そこはあたり一面、白い花が咲いた野原だった。
僕は横たわった体を起こし、周りを見渡す
「どこだここ」
その瞬間頭が痛くなる
頭に流れっる襲われた記憶 そして自分の体が変な男の歯によって噛み砕かれたことを思い出す 「しんだのか?」 身体中を見回し、傷や出血がないかどうか調べる だが何一つ傷はない
「どうなってんだこれ、ここはどこだ」 空は青く太陽なのか光源のようなものが煌めいている 僕は立ち上がると、一歩一歩原っぱを歩いていく 周りを見てもひたすら花畑だ
「どうしたらいいんだ」
とりあえず、歩いて何かないかを探す しばらく歩いていると、何か黄金でできた扉があった どくろのような装飾がされている
「何これ?」
僕はその扉のような門に近づき、じっくりと見回す ヨーロッパ風のかなり精密にできたもんだ 僕が左手で、その扉に触れようとする
「 ハイ」
突然後ろから男の声がする 僕が振り向くと、そこには金色のショート髪の男が立っていた 茶色の仮面をつけ、緑のナイトロングコートを着ている 「久しぶりだね!!」
男はそういう
「誰ですか?」
僕はそう答える
一度もこんな男に会ったことがない
そもそも顔が見えないので誰だかもわからない
「あ、そっか。こちらでは初めてだもんね。」
「私の名はラファエル。君の守護天使」
「守護天使?」
「まあ、昔からの親友みたいなもんさ」
男はそういう
「ここにきたということは、あいつらがきたんだね、魔物」」
「魔物?」
僕は自分を殺した男をお思い出す
「確かに殺されましたが魔物かは」
「いや、魔物だよ。君にはわからなかったかもしれないが」
僕は一瞬手のひらを握る
「僕やはり死んだんですか?」
「うん。でも大丈夫。俺が蘇らせるから」
「開け!生命の門」
その瞬間黄金の門がゆっくりと開く
「これで帰れるよ。現実世界にね」
「本当ですか?ありがとうございます!!」
「ただし条件がある。帰った後私と一緒にある悪魔たちを討伐してほしい」
「悪魔ですか?」
「ちょっとね、かなり酷い世界なんだ。君の世界。」
「確かに殺人とかありますけど、でもそれはよくあることですし」
僕はちょっと戸惑いながら答える
「まあ、日常だよね。君たちにとっては。でも違うんだよ本当は。今ね君の世 界。神様がいないんだ。お隠れなさった」
男がそういうと風がただすうっとふいた