14:冷静に軌道修正したい
ただ今、筆が進んでいおります!
現在7話分のストックがあるのでこの一週間は毎日投稿できると思います。
ストーリーの歯車がやっと面白い方向に回り出してくれて、少しほっとしています…今日は2話投稿します。
握手を交わし、似た者同士であることがわかった私たち二人はより仲良くなれた気がする。もともと転生者同士でもあるんだけどね。
「まぁ、仲良くなれたようでよかったんじゃない?それより、アンジュの体調、さっきより良くなったみたいでさ、クシュナ嬢に会いたいって。二人とも行ってあげて。」
私たち3人は、アンジュの部屋に向かった。
***
部屋に入ると、とても真っ白な印象だった。
白い壁に天井、風に揺れる清潔感溢れるカーテン、汚れひとつないテーブル、清潔なシーツ。どれをみても白くてチリひとつない徹底ぶり。
「みなさま…すみません。このような姿で…座っているとまた先程のようにめまいがしてしまうかもしれませんので、お許しください。でもみなさまと私のお部屋でお話しできるなんてとても嬉しいわ!ありがとうございます。」
アンジュは真っ白なふかふかなベットの枕を背もたれに私たちに向き合っていた。
私はアンジュの部屋の見渡す。
初めて入る彼女の部屋。
真っ白な部屋というだけでなく、たくさんの書物や、ビーカーや試験管と言った実験器具、そして薬品の瓶が棚に並んでいた。
「アンジュは実験してるの?」
クシュナが妹に尋ねる。
「え、ええ。最近、療養所には戻りたくないという気持ちが日に日に高まりまして、そ、そのう。薬とか、どのようにできているのか分析して、自分のために新しく作り替えれないかなぁ‥っと思いまして。でっ、でもまだ全然全くなんですよ…」
「この薬草はなに?」
さらにクシュナが質問する。
「これはですね、ときわすれの花ですわ。今はこんな見た目ですけど、療養所から見たときはそれはそれは綺麗な花でしたのよ。丸っこくて、白くてふわふわしていて、時々胞子を青空に向かってぽわっと放つのですけどその様子がまた、また可愛らしいのです。ほんと名前の通り、見ているだけで時を忘れさせてくれるような花でした。」
「まあ素晴らしいこと!療養所にときわすれの花畑があるのですか〜。私もみてみたいですわ〜」
***
そんなたわいもない話をして私たちはアンジュの部屋を後にした。
「ジェイ様、あの、私帽子をアンジュの部屋に置きわすれてしまいましたわ。アンジュ様のお部屋の位置も忘れてしまいましたし、よろしければとってきてくださらない?」
ジェイが取りに戻るのを見ると、クシュナは不意に私に近づき耳元でささやいた。
「ときわすれの花は危険よ。
あの花を研究したせいで、ジャミンが悪用していた薬ができてしまったの。
あれはもともと麻酔薬のような使われ方で、適量を施せば大した害のある薬ではないの。でも、あの子が作った薬が療養所から流れて、悪用されて、ああなってしまったわけ。
あなた、あの花を見てもなにも覚えてないということは、ヒロバカのあとのおまけストーリー読んでなかったのね?
ヒロインが死んでしまった後、ジャミンは頭を冷やして薬を断ち、薬について調べ始めるの。
そして、それがあなたの妹だとわかると、あなたの指図でそんなひどい薬を作らされたのだろうと勘違いされてあなたもあいつに殺されちゃうのよ…」
ヒッヒエ〜。
ヒロインもトバッチリ、悪役令嬢もトバッチリのせいでジャミンに殺されるのか‥。ステイタス変えろ〜!トバッチリ野郎でいいと思いますわよ。
(→承諾:即修正に入ります。)
ありがとう、アティス。私も速軌道修正に入ります。
読んでいただきありがとうございました。




