第11話 領主館
始めてのUM討伐を記念して第1回イベントを開催します。
その内容は1on1のPVPです、上位三名には賞品が渡されます。賞品は閉会式の時送ります。
PVPに参加されますかY/N
観戦に参加されますかY/N
参加される方は当日に王都のコロッセオに強制転移させていただきます。
日程 ゲーム内の3日後11時から
NewLifeOnline運営より
━━━メール━━━
へぇ、イベントがあるんだぁ、
そういえば、リリルカさんが訓練場に来てって言ってたなぁ行かないと
「あ、リリルカさーん」
「サキさん」
「話って何ですか?」
「領主様があなたに会いたがっていました」
「どうしてですか?」
「きっとこの街でリカーデーモンに勝てる者がいないと思っていたんでしょうね。このまま倒せずにいたら王都に莫大なお金を払って部隊を呼んでいたので、お礼がしたいんでしょう」
「わかったよ、行こう領主館に」
「じゃあ、行こっか」
「領主館にどのようなようでしょうか?」
「領主様に呼ばれたリリルカとサキだ」
そう言うとリリルカはとある紙を見せた
「おお、そうでしてかすいませんでした。どうぞお入りください」
コンコン
『どうぞ』
「失礼します、ファスター街防衛部隊大隊長のリリルカです」
「冒険者のサキです」
「おぉ!あなたが酒呑童子を倒して下さった人ですか。この度は有難うございました」ペコ
「いえいえ大丈夫ですから頭を上げて下さい」
「そうですか?それならいいのですが、酒呑童子の件でお礼がしたいのですが、何か欲しい物などはありませんか?」
「そうですねぇ、ならリリルカさん姉妹をもっと裕福に暮らさせて下さい」
「聞いてた通りのお人ですね、その願いを出来る限り受け入れましょう。ですがそれだけでは私が満足できません、だからサキさんにはうちにある装備品を上げましょう。おい!持ってこい」
「はっ!」
「はっ」と言った人は部屋の外へ走っていった
「え、そんなの貰えませんよ」
「いいんですよ、元々装備はあげるつもりだったんですから」
「そうですか?ならありがたく貰いますが」
「持って参りました」
「そこに置いておいてくれ」
「はっ!」
そう言うとその人は下がっていった
「この装備は、この街で生まれた聖女が亡くなった時に装備していた物です。遺言で『全ての財産はこの街の領主に渡す』と言ってたからなぁ、私が貰ったがこの装備に見合う人がなかなか現れぬから王都の教会に渡そうと思ったが、第二の聖女が産まれてよかったわい」
「こんな大事なもの私には見合わないですよ」
「いいんですよ、装備は誰かが装備してなんぼですから」
「じゃあ、ありがたく貰いますが」
装備 聖女の羽衣
黒系魔法耐性大 白系魔法消費MP減少 回復量増大 状態異常無効 体力回復
破壊不可
装備 聖女の着物
黒系魔法耐性 白系魔法ダメージ増加 回復量増加
破壊不可
装備 聖女の下駄
悪路走破
破壊不可
強くね。
「どうして前の聖女は亡くなってしまったのですか?」
「聖女は自分の命を使った奥義『神聖修羅』を唯一ギルドのモンスターの強さ判定でSSS級の名付きのUM八又之大蛇を討伐する際に使用したから亡くなったのだ」
「そんなに強いのですか?帝国の古代青龍とどっちが強いですか?」
「なぜ古代青龍を知っている。知っているのは王国の貴族と少ない人だけだぞ!」
「それは、酒呑童子から聞きました」
「そんな事を酒呑童子は話したのですか、まぁ今はいいです。その話を他で話してはないでしょうな?」
「してませんよ」
「ならいいです、えーと八又之大蛇と古代青龍どっちが強いかでしたっけ?サキ殿はもう知っているので教えますがそれは圧倒的に八又之大蛇です、古代青龍はSS級ですから」
「でもギルドでは、SS級までしか書いてありませんでしたが?」
「それは、今は絶滅しているからです、普通の八又之大蛇はランクSS級だからUMになった時点でSSS級に認定されたんだが、今の時代には最高でも普通の魔物じゃS級までしかいないから消されたんだと思いますよ」
「じゃあ、他にはSSS級っていなかったのですか?」
「いましたよ、巨人の古代種の古代破壊巨人、海の王と呼ばれた古代海之大王蛸、最後に全ての龍を統べていた龍王種 神龍そして八又之大蛇が最強のSSS級の魔物です。おっと話しすぎたようですね、もし王都に行くことになったら門兵にこれを渡せば優遇してくれますので」そう言うと封筒を渡してきた
「ありがとうございます。本当にいろいろとありがとうございました」
「別に構わないですよ」
「リリルカさん全然話さなかったね」
「そりゃあ緊張して話せるわけないじゃん」
「それもそっか、明日は大会か」
「大会?そういえばサキさんは異人でしたね」
「そろそろ私のこと呼び捨てでいいよ」
「そう?じゃあサキも私のこと呼び捨てで呼んでね」
「わかったよリリルカ」
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