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仮の面はどう足掻いても。  作者: 月乃宮 夜見
第二章 その日の難逃れ
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『申』と『未』


ちょいとスランプなので、文章が短い。(600文字)


書き直したときに増えてる可能性もある。



「誰が来るかと思えば、酉がこの間引き込んだガキ2匹かよ」


向かった先にはすでに、2人の姿があった。最上位幹部の、『未』さんと『申』さんだ。


わたしたちを見下ろす申さんはあまり興味なさそうに、でも少しめんどくさそうに呟いた。首の周り……襟?が毛皮みたいな、たてがみ、みたいなマントを羽織ってる。それがなんとなく、アニメやドラマで見た、『マフィア』みたいだな、と思った。(アタシはチンピラみたいって思ったっす)


「申くん、言いかたひどいよ」


少し困った風にいう未さんは、キラキラでふわふわな髪の、少し大きな女の人だった。もこもこした肩掛けを羽織って、全体的にふわふわした印象を持つ。そして、頭に、黒曜石みたいな、綺麗な色の曲がったツノが生えてる。光を受けるとキラキラ光っててとても綺麗。(オノマトペばっかりっすね?)


「あ?事実述べただけだろ」


申さんは、つーん、とポケットに手を入れたまま、そっぽを向いた。……なんだかすっごく機嫌が悪いように見える。


「うーん…」


それを見て困った風に眉をひそめて、ほっぺに手を当てた未さんは、わたしたちの身長に合わせて少し屈んで、


「ごめんねぇ。なんだか、今日はおこりっぽいみたい」


そう、わたしたちにいう。『今日は』ってことは、そうでもない日もあるってこと?そう、少し考えてみる。


「別にいいっすよ」


同期の少女はあっさりと答えて、わたしも気にしてないことを伝えるために頷いた。それを見て、困ってた未さんの雰囲気が安心したのか、柔らかいものになった。


「おい、俺達は仮にも組織の長なんだから簡単に下の奴に頭下げるんじゃねーよ」


けっ、と申さんが毒付くと、


「でも、その『したのやつ』に、やつあたりする申くんも、申くんだよ、ね?」


と、ふんわり首を傾げて、未さんは指摘する。……なんとなく、未さんと申さんのいう言葉の意味合いが、ちょっと違う気がした。



『下の奴』

=自分より立場が下、下々の()()


『したのやつ』

=なんかそういう単語だと思ってる。


未ちゃんはちょっとずれてる。


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