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新たな試練…っていうか無理!

 生まれたばかりの赤ちゃんが口にするものは何でしょうか?


 そう、おっぱいですね。

 大きいお友達もリアルに小さな赤ん坊も大好きな、母の象徴ともいえる女性にのみ備わる魅惑の双丘。

 大きいものにも、小さなものにもそれぞれに良さがあり、嫌い!という人はきっと居ないでしょう。

 おっぱいについて語りたいのは山々ですが今回は別の話です。


 では、母乳を卒業した赤ちゃんが口にするものは?


 はい、そうですね。

 おっぱい!

 と離乳食です。


 人間の赤ちゃんであれば専用のレトルトとか、煮た野菜とか…ドロッとした何か。

 僕は赤ちゃん育てた事ないし良くは知らんけどそんなもんでしょ?


 成長が早いとは言ってもゴブリンにも同様の習慣はあった。

 そして、僕の前に出された離乳食のようなもの


 肉!

 血の滴るようなブルーレア以前の代物!

 つまり生!!

 あと何の肉か不明!


 野菜!

 見た事ない赤い色合いのキャベツっぽいものと人参のような何か!

 もちろん生で刻んでもいない!


 虫!

 虫食文化は知っているが自分は勘弁してもらいたい!!

 あとこれ完全にゴ〇ブリでしょ!

 動いている事から踊り食いしろと!?


「うー…」

「まだこの子には早かったかしらね…」

「そうだな。母乳も中々飲まなかったし他の子とは違うのかも知れん」


 肉は焼けば何とかなると思う。

 だが、よちよち歩きの子がいきなり肉を焼いて食うなど流石におかしいじゃろ?

 野菜も両親の反応を見るに生でいけるみたいだが触った感じは堅い…かじれん。

 虫は生理的に無理。


「う!」

「どうした?」


 とて、とて…といつもの部屋に向かう僕の姿を見て両親は察したらしい。


「あぁ、また人間の乳なのね…」

「そう気を落とすな。他の子とはちょっと違うが、元気に育っているじゃないか。もう少し様子を見よう」

「そうね…」


 すまん、両親よ。

 僕が何の変哲もないゴブリンならあれらを貪っていたかもしれない。

 だが、安心してくれ。

 今のところは義母のおっぱいでしのぐさ!


 という訳で今日もおっぱいおっぱい!



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