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雪のかんむり、雲の城

作者: みなはら

7月には何かあるのかもと言うはなしがあるようですね(^_^;)


何も無いと思いつつも、その前に書きかけていた詩を仕上げてみました(^人^)



-追記です-


投稿後、先ごろ実装されたランクイン報告で、

詩ジャンルの日間1位になったことを知りました。


みなさんのおかげです♪(*^^*)

どうもありがとうございました!m(_ _)m♪


『雪のかんむり、雲の城』



冬が過ぎて

凍える空気も緩み


この場所から見える雪山(せつざん)から

白き(よそお)いが消えてゆく


新春の訪れから

冬のような寒の戻りの頃


再び白く染まるいつものあの山


美しき円錐の姿

冠雪の山を見た



けれども


いつもの冬と違う


あの山の景色



すそ野まで真っ白には染まらずに


富士の雪の景色のように

白く染まる冠雪とすそ野の山肌


富士とは違う空の蒼に染まらない裾野

火の山の黒い岩肌をここに見せていた


雪の白に染まるあの山の

こうした姿を見たのは今まで覚えがない



幼きころにここから見ていた

冬のあの山の姿から


この地に戻りふたたび見続ける

冬の白い雪に染まる山の姿


今年まで眺めていたあの山を想う




世界は、この冬から変わったのだろうか……





去年のことを

春から秋のあの山を思い出す


雨の降らぬ梅雨のころから暑き夏のころ


山頂の火口辺りから

たなびくように風に流れる雲や


中腹に広がり掛かる雲の姿を

すそ野と山頂を分けて流れる様を


去年には、その姿を何度も観ていた



大地が暖まれば

そこには雲が生まれる



地熱が高くなって

山肌が温まっているのだろうか……


久しくゆるやかな活動を続けながら

火を噴くことのなかったあの山が

大地の揺れとともに

またふたたび目覚めるのだろうか……




今年の春を過ぎた

初夏から梅雨の手前のころ


雨上がりの朝に

あの山をすっぽりと白く覆う雲を見た


山のすそ野から頂きまでを覆い隠す

雲の笠と言い表すには大きく深く

まるで大釜を伏せたかのような大きな姿


子どもの頃に見た仰ぎ見るような

大きな大きな夏の入道雲


それよりも大きく広く

遠く見るあの山をふんわりと隠す

大きなとても大きな雲の姿



昔、この地を離れる前に見た映画

天に浮かぶ街を護るように隠していた

竜が棲むとも言われていた雲海


あの雲の城を思い出すかのような

大きく広がりそびえる雲の景色だった……









せかいはもう変わりゆくのかもしれない


これからみる景色はどんなものだろう?



これからも美しい蒼空が続くのだろうか……






素晴らしい景色と


人が豊かに営みをみせるせかいとなることを

祈りつつ




この美しい蒼空を眺める















また美しい蒼空(せかい)がみられますように























この景色と想いを言の葉にして記す













-つぶやき-


去年から今年の春ごろまでに見た、

当方の地で通勤途中に見る、浅間の景色の姿、その様子を思った詩でした。



読んでいただきまして、どうもありがとうございました(*^^*)



※長いあとがきと、たくさんの写真があとに続きます(o_ _)o

ご都合でブラバくださいませm(_ _)m





-あとがきと写真-


詩に綴った写真は撮れなかったのですね、

残念ながら(^_^;)


折あしく、どちらの景色も車を停めての写真が撮れないタイミングでした。←残そうと思いつつも撮る気力も足らなかったようにも感じますし(^_^;)


幾度かの蒼空と浅間の山の景色を見つつ、去年から今年は、気候やせかいの様子が違うと思っていたのでした(・・;)



覚えとして残した今年の6月15日の記録から、この詩を書いてみました。


詩とは直接関係ないものですが、

詩の時間軸に近い形で、少しきれいだった蒼空の景色などを出してみます。


言葉のアクセントとして思い描いていただいたり、

写真単体での楽しみとしていただければ幸いです♪(*^^*)




 -蒼空-


2月24日の蒼空

目を奪われ圧倒されるような景色でした

挿絵(By みてみん)


3月1日の夕陽

この日の蒼空もとても美しかったです

挿絵(By みてみん)


3月1日の夕陽

帰る途中で撮ったものです

夕陽と雲、朱く映る川面の景色はとても好きです

挿絵(By みてみん)



 -雪の日-


3月4日の春の雪の朝

当地では珍しく、たくさんの雪が積もった日でした

挿絵(By みてみん)


3月5日の雪の景色

雪は前日から翌朝まで降っていて、春とは思えない日でした

挿絵(By みてみん)


3月19日の雪の日

この日もすこし雪が降っていました

挿絵(By みてみん)


3月19日の雪景色

春の彼岸を控えた前日とは思えない景色でした

挿絵(By みてみん)



 -蒼空のつづき-


3月24日の夕陽

赤く染まる蒼空の景色はつい撮りたくなります

挿絵(By みてみん)


3月31日の朝の陽と雲の景色

乱れる雲のうろこがとても美しく思えました

挿絵(By みてみん)


4月14日の蒼空と雲

夏を思わせる、もこもことした雲の姿がとても印象的でした

挿絵(By みてみん)


5月4日の蒼空

夕方のまだ高い陽の光と、それを覆う雲の景色は圧倒的で、とても美しいものでした

挿絵(By みてみん)



 -蒼空と山の景色-


5月25日の朝の景色

雲海の向こうに深緑の山頂が覗いていたので撮ってみたのでした

この季節は景色の彩りがとても美しくて好きです

挿絵(By みてみん)


5月25日の景色、雲と山頂の覗く景色

ひとつ前の山頂附近を望遠して撮ったものです

スマホの拡大なので、手ブレでぼやけていますね

挿絵(By みてみん)


-写真追加-

添付するはずで何故か抜けていた写真を追加しました(^_^;)


5月25日の景色、新緑の山の連なり

雲間の漏れ出る朝日で、遠方の山頂を覗く景色がグラデーションのように近くから遠方までの緑が薄く霞むようになっていっておりましたので、望遠して撮ったみたものです

やはりスマホでの拡大のため、ぼやけています

挿絵(By みてみん)

※写真投稿したのに、なんか忘れて抜けてました(・・;)



 -幕間 花と蝶-


6月1日の午後、夕方ですが日が延びてまだ明るい季節

薔薇の生垣にタテハチョウが止まっていたので撮ってみました

挿絵(By みてみん)




 -うろこのつばさを見た朝-


6月4日の朝の景色

蒼空いっぱいに広がって伸びる、うろこのつばさを思わせる雲の景色を見ました


写真は車中からですが、実際みた景色はとても美しいものでした

挿絵(By みてみん)


6月4日の朝

竜の翼のような雲の景色

視界いっぱいに広がる景色の素晴らしさには及びませんが、車中から近い雰囲気で撮れたものです

想い描いていただく一助と成ればよいと思いつつ

挿絵(By みてみん)


6月4日の朝の蒼空

うろこのつばさの東側は暁色の色に染まり、

雲の下の、水を張られた水田に映る雲の朱は、とてもきれいでした

車中からの、信号で停まったタイミングで撮ったものなので好いものではありませんが、実際の景色を想い描く一助となるサンプルとして

挿絵(By みてみん)


6月4日の雲、うろこのつばさ

暁色に染まる翼のような雲の根元側

東から湾曲するようにして伸びていた雲は、車中で眺めながら、実際の羽ばたく翼を模した景色のようにも思えていました

挿絵(By みてみん)


6月4日の朝の景色、つばさのそら

翼のような雲の後ろ側にスッと延びて広がる、風切り羽のような雲がとてもきれいでした

挿絵(By みてみん)


6月4日の蒼空の景色

西南方向へと伸びてゆく雲、うろこのつばさです

翼の先はどこまで続いているのでしょうね

挿絵(By みてみん)


6月4日の朝

東南方向の蒼空の景色

朝日に染まる暁色の翼の一部はここからも見えます

うろこのつばさは、里山と其処にある社を越えて続いていました

翼の根元、竜の身体へと繋がる先まで続いているのでしょうね

そんなふうに感じておりました

挿絵(By みてみん)



-おわりに-


6月15日雨上がりの朝

遠くの山並みやすそ野から、朝靄のように雲が生まれていました

こうした朝の景色はとても好きです

世界がまた生まれたような瑞々しさを感じさせられて、活力を貰えたような、そんな気持ちにさせられます(^人^)

挿絵(By みてみん)

※この日、この写真を撮る前に、浅間山に掛かりすっぽりと覆い隠すかのような、雲の城を思わせるその雲を見ました。


この写真は撮れなかったあの写真の、その覚えも兼ねて撮ったものでした。



6月16日の午後

蒼空の向こう

重なり合う雲のすき間から、白く大きな雲の広がりが見えました

覗く蒼空の窓の先には、どんな世界があるのでしょうね(●´ω`●)

ふとそんなことを想いました

挿絵(By みてみん)



長々とした写真の羅列、失礼いたしました。


みなさま、

拙作や蛇足を見て、或いは読んでいただきまして、どうもありがとうございました(*^^*)♪



-蛇足の追加 (参考までに)-


23年10月に撮れた雲

くの字に折れ曲がった雲が(うね)のように蒼空いっぱいに連なっておりました←畝同士の隙間から蒼空が見えていたのですね

写真は初めに気づいた視界の部分です

こんなに規則的に連続する雲は初めてでした

挿絵(By みてみん)

※頂いた感想でしましまの雲のことがあり、もっとしましまの雲を撮ったことがありましたので、本作には関係ないと思いつつも試しに出してみました(^人^)

ご笑納いただければ幸いですm(_ _)m♪

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― 新着の感想 ―
私も雲を見てふと思わず写真を取ってしまうことがあります。 そして、みなはら様が書かれているように、あの竜の巣を思い浮かべることもしばしば。(笑) また、世界がダイナミックに変わっていってしまっているよ…
>天に浮かぶ街を護るように隠していた 竜が棲むとも言われていた雲海 竜の巣だ!………? 写真、きれいですね。しましま模様の雲はおもしろいです。
 幼き頃に見た景色も大人になると、時代の流れに木々の高さや開発やと様々に景色が変化しているだけではなく、背が伸びていたり懐かしんだりと自身の視点も変わっているのでしょう。  けれど悪い方へと向く環境の…
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