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詩全集

途方もない過ち

作者: 那須茄子

初めて大事な人を


傷付けてしまった




失ってしまった信頼は


そう簡単には取り返せなくて


気付けば


一人っきり




何もなく過ごした


あの頃のようには戻れなくて


素知らぬ顔して消え去る




どれだけ問い詰めてみても


嫌な事はすぐ忘れているから


曖昧な自責でしかない




それでも無くなったものが


未だに辛くて


人混みで交わされる言葉一つ


聞き流せずにいる




そうまた


やり直せるだなんて


うっすら期待してる


分かり合えたはずの時間を


切り捨てたのは僕自身だったというのに




ありあまった熱量で


力を入れすぎた


そこから割れてヒビが入った




引き際さえも見失ってしまう有り様


時間が経てば冷めていくはずが


溢れ出す記憶の一場面が


溢れ出す交わし合った言葉が


勝手に脳裏で再生され


思わず喉がつまる思い




....あぁそうか


僕が選ぶべきは


温もりを添えた一言一句だったんだ



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