表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

異世界主人公と魔法の書

私の秘密を明かす。私は脳内の異世界主人公とよく会話をしている。

周りは何もしてくれないと知ったからだ。

私は中学生の頃までいじめられていた。あだ名は、豚野郎だった。


世界を外側と内側でわけて、私は内側にひきこもった。

人生を諦めようと思った。先生も同級性生もみんな敵だ。私に味方なんていない。


そして、私は憧れた。異世界に。私も異世界に転生したい。

あんな風にキラキラ輝く、他の人には無い力で生きたい。周りには信頼できる仲間がいて、毎日笑って過ごしたい。

だから私は、脳内の異世界主人公と話しをするようになった。


死んだら異世界に転生できるのかな、、、、

そう思いながら、私はいつものように主人公様と話をする。


「そっちの世界は良いわね。毎日楽しそうで。私には何も力が無いから毎日いじめられてさ。」

「何バカなこと言ってる。そっちの世界のほうが100倍マシだ」

「そうかなぁー?私にはそうは思えないけど。周りはみんな敵。おまけに力も無い。いわゆる無能ってやつ。」

「それなら、オレも無能って言われたいし、こっちの世界に来てから周りはみんな敵だったぞ。おまけにオレは勇者じゃない。力なんて持ってはいなかった。あるのは、戦闘に使えない力だけ。お前と一緒だ」

「でも結最後は神を倒すし、世界を救うし、それって結局力があるからじゃん」

「まさかオレの言葉忘れているんじゃないだろうな。オレは力があるから何かをなすんじゃない。何かを成したいから力を求め、使うんだ。その力をオレは異世界特典でもらったが、お前の世界にもあるんじゃないのか?魔法の書みたいに力をくれるやつが」

「そんなのあるわけ無いじゃん!」

「お前はそれを探したのかよ。今が地獄だとして、そこから抜け出して帰りたいって力を求めたか?まずは探してみろ。成したいことは決まっているんだろ?後は力を求めるだけだ。」


こうして、私の魔法の書探しが始まった。






お読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ