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【連載版】鳩時計の裏っ側 二次  作者: 滝翔
第五弾 デュエル:ユグドラシルサーガ
36/41

2


「えと…… 次は何をすればいいの?」


「フォロワーゾーンの山札の上から一枚を魔蛍ラルゾーンに置く

枚数=カード左上に書かれてるコストが同じのを場に召喚出来るんだ」


「でもまだ2以上のカードしかないから終了?」


「その調子だミオ」


最初に出来ることが少ないのがカードゲームの序盤戦だ

しかしアオは魔蛍をチャージするなり


後攻アオ ターン1 魔蛍1 手札六枚 城壁シールド五枚


「コスト1で凶弾ボルマーを召喚! これをキャラクターと呼ぶ」


「早いよっ!」


「ここで気にするのが〝血統〟だ カードをパッと見て分かる通りこれは赤色

赤・青・緑・黄・白・黒の全部で六色ある

赤色は火力&速攻 青色は妨害&手札補充 緑は魔蛍ゾーン活用キャラ&魔蛍ゾーンを肥やす

黄色は防御&進化 白色は増兵&城壁強化 黒色は破壊&蘇生とそれぞれ毛色が違う」


「うわっ…… 覚えること多いなぁ」


「他にも共鳴者メイソンっていう進化する為とかの必要なワードもあるんだが

また追々その場面で説明する そしてターンエンドだ」


先攻ミオ ターン2 魔蛍1 手札六枚 城壁シールド五枚


「魔蛍をチャージ! そしてコスト2の商船狩りのアリーゴを召喚

えっと…… 能力で場に出たとき フォロワーゾーンから海賊を一体場に出す?」


「フォロワーはさっきから魔蛍ゾーンに置いてるカードのことだ

キャラクターによってそのフォロワーを呼んで盤面を一気に数で揃えたり出来るんだ

ちなみにキャラクターが破壊された場合は墓地に置くんだが

フォロワーはやられても墓地に行かずフォロワーゾーンの一番下に戻る」


「フォロワーって三十枚だっけ? これは入れ替えられるの?」


「勿論だ 自分のデッキの特性をちゃんと考えて無駄のない兵を掻き集めて挑めよ」


「うんわかった! じゃぁターンエンドだね」


後攻アオ ターン2 魔蛍1 手札六枚 城壁シールド五枚 場1


「魔蛍をチャージ! じゃぁそろそろ色んなカードにも触れようじゃねぇか

コスト2で魔法! ウルズの泉!!」


「まほう?」


「キャラクターと違って場に出さずにすぐ墓地に置かれるカードだ

内容によって様々 自分もしくは相手に効果だけをもたらすのが魔法カードだ

そしてウルズの泉は緑色の血統カードとして一番人気 なんと魔蛍ゾーンをさらに肥やす!!」


「えぇ?!!!」


「へへん! じゃぁ行くぜ 凶弾ボルマーでミオの城壁シールドを一枚破壊だぁ!!」


「割れたカードは?」


「手札に加える だが稀に破壊された事によって伏せられてたカードが効果を発動する時もある

俺はターンエンドだ」


先攻ミオ ターン3 魔蛍3 手札七枚 城壁シールド四枚 場2


「えっとまた分からないんだけどこれはお城??」


「そう! デッキの中はキャラクター・呪文・要塞の三種類あるんだ

要塞は他と同様に魔蛍を使うことで城壁を強化出来る これを城種シールドタイプと呼ぶ」


「うーん…… じゃぁ取り敢えず芥の集会場ゲット・ガルズを城壁一枚に要塞化!!

……これはどうなるの?」


「さっきアリーゴを出したときに海賊を一体呼んだろ?」


「うん」


「ターンの始めに海賊を一体フォロワーゾーンから出していいんだ」


「へぇ~~ 強いね!!」


「それはどうかな?」


「ん? ……そしてアリーゴと海賊でアオのシールドを破壊でいいんだよね?!」


「やられちまったぜ~~ ……おっ??」


「どうしたの?」


割られた城壁カードを確認しているアオはニヤニヤしながら


「この段ボールに隠れているマークが伏兵トリガーと言って

城壁が割られた際にカウンターが行えるトラップカードなんだぁ!!」


「えぇ~~!?」


「そしてこれはキャラクターだからすぐにその場に出せる

コスト4のゼログループ・マリを召喚だ!!

その能力で場にある相手のキャラクターを一体手札に戻す

ミオの場に出てる海賊を手札に そしてこのとき場を離れるフォロワーはフォロワーゾーンに戻るんだ!」


「みょえ~~! うぅ…… ターンエンド……」


後攻アオ ターン3 魔蛍4 手札八枚 城壁シールド三枚 場2


「手札も溜って来たしボチボチこっちを増やすぞ!

コスト4のアビア・カルビアを召喚!! 能力でパワー2000以下のアリーゴを破壊!

そしてさらにボルマーとマリでミオのシールド二枚破壊だぁ!!」


「うぅ要塞化している城壁シールドが狙われたぁ……」


「キャラクターを倒さないとドンドン有利になるからな ターンエンド」


先攻ミオ ターン4 魔蛍4 手札10枚 城壁シールド二枚 場0 


「なんか手札が凄い増えてるね ババ抜きの最初みたい」


「そういう時もあるが 中には手札破壊系のカードもあるんだ

それに手札から魔蛍ゾーンにカードを置いて肥やしたり

カードのコストを下げてバンバン消化していくのもあるんだ

だが盤面を勢い良く動かすのはレア以上のカードだから今は無理だなぁ」


「うーん じゃぁこれがいいのかなぁ

コスト4で防衛軍師サドンをバトルゾーンに!

能力で手札ある共鳴者メイソンバロシアンを一枚魔蛍ゾーンに置く

……この共鳴者ってカード名の真下にある名前だよね? ターンエンド」


後攻アオ ターン4 魔蛍5 手札八枚 城壁シールド三枚 場3


「正解だがもう決着がついてしまったぜ

ボルマーとマリで城壁をアタック!!」


「……伏兵トリガーは無しかぁ」


「じゃぁ最後のキャラクターアビア・カルビアでトドメ ダイレクトアタックだ!」


ゲームセット 勝者アオ

一方的にあっさりと終わってしまったが

ミオは一連のルールを把握した



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