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シーン14
「……あなたの”彼女”さんはここに”いる”んだけどね?」
早足で去っていくせーやを見送っていたらエターナさんのそんな呟きが聞こえてて、ボクは「え?」っとなる。
「……ん? どうしたの?」
ボクだけじゃなくみんなの視線もエターナさんに向いていたけど、彼女は惚けた顔でそれだけ答えた。 更に言いつのろうとしたんだけど、「……さて、私もひと泳ぎしてきましょうか?」とアインさんが立ち上がった。
「うん、いってらっしゃい。 あたしはここで留守番してるね?」
「……春香達も行ってくるといい、私は彼女の話し相手でもしていよう」
せーやから渡された空き缶をゴミ袋に入れながら冬子姉ぇも言ってくる。
少し釈然としないけど、ひょっとしたらせーやが照れて認めないだけでエターナさんにはボク達の誰かと”ほとんど恋人同然の関係”に見えているのかも知れない。
そう考えるとそうに違いないと思えて、あまり気にする事もないかと立ち上がる。
「春香ちゃん、千秋ちゃんも行こう?」




