プロローグ
♪デュルルルーン、デュルルルーン、デュ、ルルル、デュ、ルルル、デュ、ルルル、デュ、デュ、ルルル、デュ、ルルル、デュ、ルルル、デュデュデュ、ルルルーン、ルルルーン、ルルルーン、ルルルーン、ルルルーン、ルルルーン、ルルルーン、ルルル・・・・・・♪
お決まりの結婚式の音楽が奏でられている。
今、私は、「クレア」の結婚式に参加している。
再びクレアを見る。純白のウエディングドレス。
「きれい。幸せにね」
お相手は「リオン」。
私の好きだった人。
でも報われず、私は、たいして好きでもない「ギリジャ」と結婚することになる。
、、、、、、イヤだけど、。
でもしょうがない。
お金のため。家は貧乏だったから・・・・・・。
そう思って再び、クレアの幸せそうな顔を見ていたら・・・・・・―。
―・・・・・・全て思い出してしまった。
私、前世と同じことになってる。
好きな人うばわれて、好きでもない人と結婚して、
つまらない毎日に、嫌気がさして、自暴自棄になって。
・・・・・・そうだ。
私の前世はそうだった。
そして、又私は、人生をタイムスリップして同じ過ちを繰り返そうとしている。
許せない。
クレア。
いいえ。
血の繋がらない姉妹3人全員。
義理の母。
「このまま、また人生をやり直し!?」
「そんなことさせるものですか?」
「私は、この危機的状況で、ようやく記憶を取り戻したのだから」
「見てなさいよ!」
私のリスタートが、今、ようやく幕をあける。