《登場人物》※第三章を読んでからご覧ください。
第三章の章完結時点での登場人物です。
ネタバレがありますので、第三章を読んでからご覧ください。
なお、読まなくても本編に支障はありません。
《シャリエ伯爵家》
アリアンヌ・シャリエ
16歳
亜麻色の髪 澄んだ湖面の様な碧い瞳
退屈に飽き、自ら「相談屋」として奉仕活動を行っている。社交界はあまり好きではないが、目的があれば頑張れる前向きな性格。好奇心旺盛で無邪気。気の強いところがある。探し物は得意だが片付けるのは苦手。最近では婚約者のリヒャルトと共に歩む為、外国語を含め勉強に熱心。
お忍びでは商人の娘のアンナ・エルーシャと名乗っている。
レイモン・シャリエ
45歳
黒髪 赤褐色の瞳
アリアンヌたちの父
死んだ妻であるレティシアを愛しており、生き写しのアリアンヌを過保護に扱いがち。少しずつアリアンヌに愛情を示すようになった。派閥争いからは一定の距離を置いている。
レティシア・シャリエ
没30歳
アリアンヌたちの母
亜麻色の髪 澄んだ湖面の様な碧い瞳
25年前には「妖精姫」と呼ばれ、社交界の花だった。
流行病にかかり、享年30歳。
アンベール・シャリエ
22歳
黒髪 碧い瞳
誰にでも優しく、にこやかに接する。
社交界では女性から人気がある。リゼットの婚約者。
リヒャルトのパブリックスクールの時の先輩。
マリユス・シャリエ
18歳
亜麻色の髪 赤褐色の瞳
アリアンヌに対して雑な言い方をすることも多いが、愛情の裏返し。
女性は煩いので得意ではない。
クラーラ
蜂蜜色の瞳 ブルーグレーの毛
アリアンヌに拾われた猫。
第1章での鮮魚盗難事件の犯人(猫)。
ディートヘルムからリヒャルトに与えられた。
ナタリー
16歳
黒髪 深緑色の瞳
アリアンヌの乳兄弟。侍女。
しっかり者で姉のような性格で、真面目。
アリアンヌが大好きで、着飾った姿を見るのが幸せ。アリアンヌの衣装管理を任されている。
ニナ
16歳
茶髪 薄茶色の瞳
アリアンヌの侍女 男爵令嬢
アリアンヌの社交界デビューに合わせ、護衛のためにレイモンが雇った。男兄弟の中で剣技を学び育った為、護衛として非常に優秀。
侍女としてはまだまだなところも多いが、元気さと素直さが長所。
《ロージェル公爵家と王家》
リヒャルト・ロージェル
21歳
赤銅色の髪 エメラルドグリーンの目
現王の弟で、前王フェリシアンに隣国ネーレウスから嫁いだ前正妃ツェツィーリエの第一子。前王の頃は第二王子。公爵は3年前に臣下に下った際賜った爵位。
16歳の時王太子暗殺の企てに巻き込まれ、以降声を失ったことにしていた。他人を寄せ付けず、常に厳しい表情を崩さないようにしていたが、アリアンヌと出会い生き方を変える覚悟を決める。過去のトラウマから、未だ失う不安と背中合わせで生きている。最近では婚約者の影響で雰囲気が柔らかくなったと評判。
王の相談役として公務の手助けをしている。
モーリス
36歳
栗色の髪 栗色の目
オリーヴの夫
かつて王宮でリヒャルト付きだった侍従。
今もリヒャルトに付いてロージェル公爵家で働いている。リヒャルトには並々ならぬ感謝をしている。
ティモテ
25歳
金髪 紺色の瞳
護衛
元近衛兵でツェツィーリエ付きにされていたことがある。リヒャルトが臣下に下ってすぐに公爵家で護衛として働き始める。子爵家の次男。家柄も重視される近衛という職に就くには、並々ならぬ努力があった。リヒャルトが臣下に下るときに、勘当されてでも付いていくと言った。リヒャルトから強い信頼を得ている。
オリーヴ
35歳
濃茶の髪 濃茶の瞳
メイド長
モーリスの妻
真面目で親切だか融通が利かないところも。感動屋。かつて王城で来賓の世話をする侍女として働いていた。
エリス・ブロカール
19歳
赤茶色の髪 茶色の瞳
カトラリーメイド
子爵家の四女
地味な眼鏡をかけていて、初恋の人を探して欲しいという依頼をアリアンヌに出した。アリアンヌの侍女になることが今の目標。
ウーヴェ
黒髪 黒い瞳
元ネーレウス国特務機関所属、ディートヘルム付き密偵。ツェツィーリエ付きにされ、反旗を翻した結果リヒャルトに雇われることになる。
密偵としての能力はとても高い。
ラインハルト・クローリス
27歳
金髪 サファイア色の目
前王フェリシアンの側妃であった侯爵令嬢との間に生まれた長男。
クローリス王国の若き王。3年前に王として即位した。
弟であるリヒャルトを信頼し認めている。
フェリシアン・クローリス
クローリス王国の前王
病のために退位して地方の離宮で療養している。
カトリーヌ・クローリス
前王の側妃
フェリシアンの療養に同行している。
ツェツィーリエ・クローリス
47歳
白銀の髪 エメラルドグリーンの瞳
前王の正妃
現在は王城に残っている。
《その他の人々》
リゼット・オラール
20歳
アンベールの婚約者
金髪 紅茶色の目
オラール侯爵家の三女
女性らしい丸みのある体型の美人。
アンベールの幼馴染でアリアンヌにとっても姉のように親しみ深い人。隣の領地で父同士が旧知の仲であるために、幼い頃からそれぞれの領地で会っていた。リゼットが16歳で社交界デビューするときに、17歳だったアンベールと婚約した。
フェリシテ・ボレル
17歳
黒髪 漆黒の瞳
アリアンヌの友人
ボレル伯爵家の令嬢
正体を隠して物語を書き出版している。アンナとしての経験をネタにしているため、アリアンヌの相談屋には協力的。
ポレット・トレスプーシュ
18歳
トレスプーシュ侯爵家の令嬢
マリユスの側にいて他の女性を寄せ付けないアリアンヌを憎く思っていたが、今はアリアンヌがリヒャルトと婚約したのでどう関わって良いか分からずにいる。
ディートヘルム・ネーレウス
55歳
隣国ネーレウスの国王
ツェツィーリエの叔父
豪胆で勢いがあり、人当たりの良い愛情深い性格。リヒャルトに対しては、家族の愛をもって接しているようだ。
フーリエ伯爵
60歳
伯爵家当主
貴族議会派の有力者の一人。特にリヒャルトを高く評価しており、かなり気に入っているようだ。