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見つめ合ったその日から…



 鳥に見えたのだが、どうやら鳥じゃないようだ。

 何故なら龍弥の目の前に、



――グリフォンが仲間になりたそうに見ています。

…仲間にしますか?


 【は い】  【いいえ】――



 …とウィンドウが出ているからである。


「ポチッとな。」


 迷わず【は い】を押した。

 攻撃系のスキルがない事で戦力を逃すまいとしての行動だった。そして更にウィンドウが表示された。



――名前をつけてください――



「名前かぁ。格好よくて呼びやすいのがいいよなぁ。…よし、[ウィル]」


 決めた名前をグリフォンに向かって呼び掛けた。すると身体の中で何かが繋がった感じがした。


〈ご主人、ご主人!〉

「ふぇっ!?」


 不思議な感覚がした直後、頭に直接声が響いたことに驚き変な声を上げてしまう。


「…今のはウィルなのか?」

〈うん!そーだよ!名前付けてくれてありがとう、ご主人!〉

「話が出来るのは嬉しいな。…なぁウィル、どーして仲間になってくれたんだ?」

〈気持ちのいい歌が聴こえてきて、誰が歌ってるんだろう?って気になったから森から出てきたの!それで、ずっと聴いていたいなーって思ったから、一緒にいたらまた聴けるかなって思ったから仲間にしてほしいなって思ったの〉


 ウィルは嬉しそうに身体を刷り寄せながら、自分の想いを龍弥に伝える。

 そのウィルの想いを聞いて、龍弥は自然と笑みを溢すのだった。





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