夏のホラー2018 ~ 妖魔(ゲフィーダ)の呼び声 ~
僕が産まれた時には父は鬼籍に入っていた。
母はとても体が弱く。伏せている事が多い。
母と僕は古びた館に住んでいて。
周りはうっそうとした森だった。
森の中では歳の近い子供もいない。僕の友人は父の残した本だけだ。
館には使用人の年寄り夫婦が使えていて。
老夫婦は祖父の代から使えていたそうだ。
五十年以上使えていたらしい。
二人に関する記憶はあやふやで。
母に関する記憶も数えるほどしかなく。
病でやつれていなければ母も美しい人であっただろう。
でも母が死ぬ5日前の事はよく覚えている。
夜中に母のうめき声がして、そっと母の部屋のドアを開ける。
「ママ……苦しいの? お薬持ってこようか?」
僕は息を吞む。
ベッドの上で苦しむ母の躰の上にそいつは浮かんでいた。
そいつは人の顔が三十ほど集まって出来ていた。
その顔は、若者で幼児で老人で男で女。
笑っていて。怒っていて。泣いていて。苦悶していて。諦めていた。
そして……あっちこっから触手が生えていた。
そいつは触手を何本も伸ばし。
母の体から命をすすっている。
「ママ!!」
僕は思わず叫ぶ。
そいつは僕を見るとにたりと嗤い消えた。
「何でもないのよ。怖い夢を見ただけよ」
目を覚ました母が儚げに笑う。
でも……
僕は分かってしまった。
母の体が弱いのは、あれのせいだと……
そして……母は死んだ。
僕が五歳の時だ。
母のお墓は父さんの隣にある。
牧師様と使用人と僕と叔父さん。母を見送ったのはそれだけの人達だ。
「エド。姉さんが亡くなってしまった。私と一緒に暮らすかい?」
ジェンダー叔父さんが僕の肩に手を置いて尋ねる。
こくりと僕は頷く。
僕は深い森の中にある館から叔父さんに連れられて都会に出てきた。
田舎者の僕には都会は見るもの聞くもの全てが珍しい。
「ステファニーこの子は私の姉さんの息子で、エド・イアードと言うんだよ。仲良くするんだよ」
「こんにちは。エド。私の名前はステファニー・スミスよ」
ステファニーは亜麻色の髪にブルーの瞳で。
黒髪にダークブルーの瞳の僕とは違う色を纏っていた。
叔父さんも僕と同じ黒髪にダークブルーの瞳だ。
まるでビスクドールの様に可愛らしく活発な少女だ。
彼女は母親に似たらしい。
商人の叔父は忙しく。家を空ける事が多かった。
ステファニーの母親も既に鬼籍に入っていて。
僕は大きな館で多くの使用人と従兄妹のステファニーと暮らす事になった。
僕たちは子守に連れられてよくセントラルパークに散歩に出かけ。
同じように遊びに来ていた子供達と遊んだ。
ステファニーはかなりお転婆で。僕にちょっかいをかけて来るいじめっ子を撃退しする。
やがて僕たちは学校へ入学し。平凡だが穏やかな日常で。幸せに暮らしていた。
そんな幸せも僕らが大学生になった頃。打ち砕かれる。
ステファニーは居間でドラマの再放送を見ていた。
くたびれた中年の刑事が出て来る刑事物で。よれよれのコートが彼女のお気に入りだ。
「ステファニーそろそろ叔父さんを迎えに空港に行こう」
「あ~もうそんな時間?」
ステファニーはテレビを消そうとリモコンに手を伸ばす。
僕はテーブルの上に置いてある車の鍵を取ろうとした時。
臨時ニュースが流れた。
アナウンサーが叔父さんの死を無慈悲に告げた。
「ああ……嘘……嘘……いやパパが……」
泣き伏すステファニーを抱きしめて僕はテレビのニュースに釘付けになる。
飛行機事故だ。
アナウンサーは次々と飛行機に乗っていた客の名を上げる。
大勢の人が亡くなり。ケガをした。
テレビに映し出された悲惨な光景を見て僕は愕然とした。
あいつがいたのだ!!
忘れもしない。あの化け物!!
母の命を奪った、憎むべき敵!!
母の命を喰らっただけでは飽き足らず。
叔父の命と多くの人の命までも奪った!!
化け物は嬉しそうに人々の遺体の上をふよふよと飛んでいる。
そして触手を伸ばして命を貪り喰う。
フイッと死体から離れると一人の瘦せた男の側に寄る。
男は刑事なのか? 事故調査委員なのか? よくは分からなかったが。
まるで犬が主の側に駆け寄り褒めて褒めてと尻尾を振るようだ。
僕は悟った。
あの男は敵だ!!
滅ぼさねばならない敵だ!!
奴こそが化け物を使役する呪術者。
飛行機事故は奇妙な噂がながれた。
曰く、パイロットとを始めとするスチュワーデスがミイラになっていると。
山に突っ込んだ飛行機は不幸中の幸いな事に火を噴かなかった。
だから辛うじて幾人かの人が生き延びた。
彼等は口をそろえて化け物を見たと証言したが。
墜落のショックで悪夢を見たのだろうと一蹴された。
しかし……僕だけが真実を知っている。
叔父の葬儀を終えて。
ステファニーもだいぶ落ち着いて来た頃。
叔父の遺品整理をしていた時にそれを見つけた。
魔導書と母の日記だ。
母の日記によると父は魔導師だと言う。
ある時、父の元に一人の男が訪ねてきた。
その男の提案で人造精霊を創ろうと言うことになり。
その男と父と母はレイラインを利用してあの化け物を作り出してしまった。
人面の怪物はゲフィーダと名付けられた。
しばらくするとゲフィーダは人の命を奪うようになり。
父は大学の教授だったが、父の教え子が最初の犠牲者になった。
父はゲフィーダを分解廃棄処分にすべきだと男に言ったが。
男は拒否した。それどころかゲフィーダに父を襲わせて逃げた。
父は亡くなり。
母は父の実家に逃げた。母のお腹には僕がいて。
祖父母も精霊使いだったが、父程の才能が無く。
辛うじて屋敷の周りに結界を張ったが。
ゲフィーダの力は強く。祖父母も母もゲフィーダの餌食になった。
「ステファニー。こんな時で悪いんだが、僕は実家にしばらく帰る」
「大学はどうするの?」
「休学届を出す」
「そう……十年以上帰ってなかったわね。お母さんとお父さんのお墓参りに行ってらっしゃい」
「本当にすまない。どうしても必要なんだ。ステファニーを置いていきたくはないけど……本当にごめん」
「いいのよ。気を付けてね。もう私の身内はあなたしかいないのだから……」
僕はステファニーを抱きしめた。
「大丈夫。僕はちゃんと帰ってくるよ」
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都会からあの館まで飛行機を使っても三日かかった。
あの老夫婦も四年前に亡くなっている。
館は離れた町に住む弁護士が管理していてくれて。
綺麗な状態で保存している。
僕は古くなって危ないから近づくなと言われている地下室に降りた。
代々伝わる古書や床に描かれた魔方陣。
父が書いた日記やメモを紐解いていく。
一週間が過ぎ。
そして見つけた!!
あの化け物を解体廃棄処分する方法を。
だがこれは……奴が初期の段階での解体だ。
二十年以上過ぎた今。
奴に通用するのか?
兎に角。僕は地下室に魔法陣を描く。
そして僕のオリジナルも加える。
「エド? 居るの?」
ある日ステファニーが訪ねてきた。
「ステファニーどうしたんだい?」
「私……エドの事が心配で……半年も連絡が無いし……」
ステファニーは散らかった本や書きなぐられた魔法陣が書かれた紙きれや、やつれ無精ひげの生えた僕の顔を見ながら心配そうに言う。
ステファニーは旅行カバンを床に置くと僕の顔を覗き込む。
「半年? もうそんなに時間がたったのか。二か月ぐらいしかたってないと思ってた」
「エド……少し熱があるんじゃない?」
ステファニーの手が僕の額に置かれる。
ひんやりとして気持ちいい。
確かに少し熱があるのかもしれない。
「ソファーで休んでて。パン粥を作るわ」
ステファニーは車に食糧を買い込んでいたようで。
車から食糧を台所に運び込むとガサゴソと袋の中から材料を取り出して。
パン粥を作る。
僕は言われるままソファーに横になりウトウト微睡む。
台所からいい匂いがして、僕のお腹がグーと鳴る。
「エド出来たわ」
僕はごそごそとソファーから這い出る。
まともな食事を取ったのはいつの事だろう。
温かいパン粥がテーブルの上に置かれる。
ステファニーは意外と料理が得意だ。
僕は神に祈りを奉げるとパン粥を食べた。しっかりとおかわりもした。
僕がパン粥を食べている間。ステファニーはざっと部屋を片付ける。
暖炉に薪を掘り込み。イスの上に布団を広げて温める。
どうやら布団が湿気ていたみたいだ。
僕の部屋と客室を簡単に掃除する。
明日キチンと掃除しよう。とステファニーが呟く。
「ここは電話も無いし。携帯も繋がらないし。貴方のパソコンにメールもしたのよ」
「それは……すまない。ここらは電波状態が良くないんだ」
「本当に心配したのよ。それに……」
「それに?」
「飛行機事故調査員のゲイリーって人が訪ねてきたの。何故だか。エドの事を頻りに尋ねてくるの」
「ゲイリー? 知らない人だ」
僕は直ぐに奴だと気が付いた。
祖父母と両親と叔父の敵。
「なんか酷く不安になって……それでここに来たの」
「ステファニー。ありがとう。不安にさせてごめんね。調べ物も一段落したから。数日後には帰るよ」
僕はステファニーを安心させる為に笑う。
ステファニーは少し不安そうにしていたが、こくりと頷いた。
どおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉんんんんん!!
大地が揺れる。
館がぎしぎしと悲鳴を上げる。
砂埃があたりに舞う。
僕は倒れたステファニーを助け起こす。
「な……なに? 地震? きゃあぁぁぁぁ!!」
窓の外を見てステファニーは悲鳴を上げ。硬直する。
うねうねと巨大な触手が窓を破り僕たちに襲い掛かる。
僕は窓ガラスの破片からステファニーを庇う。
腕にガラスが突き刺さり。僕はうめき声を漏らす。
窓から侵入して来た触手を避け。僕はステファニーを抱えて地下室に逃げ。
地下室のドアを閉めて。ドアに血で邪悪な者を退ける魔法陣を描く。
「い……一体何なのか!! あれは何?」
「あれが……飛行機事故をおこし叔父さんや多くの人を殺した」
「えっ?」
「僕は五歳の時、人工精霊に会った。あれはゲフィーダと呼ばれ。両親や祖父母を殺した。僕はあいつを廃棄処分する為に父の残した研究資料を漁って、奴を処分する方法を探していたんだ」
「じゃ……ゲイリーは……?」
「奴は精霊使いだ。ゲフィーダを作る時に奴の血を使ったらしい。ゲフィーダは奴の分身でもある」
「そんな……じゃ私は彼をエドの所に案内してしまったの?」
「ステファニーが案内しなくてもどっちみち奴に見つかって居たさ」
どおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉんんんんん!!
どおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉんんんんん!!
触手が激しくドアにぶち当たる音がする。
魔法陣が破られるのも時間の問題だろう。
『え……えどおおおおおおおおお~~~~エドオオオォォォ-おおおおおお~~~~~~~~いい子だね。出ておいで。怖くないよ~~~~~~~一緒にあそぼうううううううぅぅぅぅぅ~~~~』
歌うように笑うように化け物が吠える。
僕は敷物をのけてた。地下室の床に描いた魔方陣が姿を現す。
「ステファニー僕が合図したらドアを開けてくれ」
「で……でも……」
どおんんんんんんんん!!
どおんんんんんんんん!!
ドアは今にも弾き飛ばされそうだ。
僕はテーブルの上にあったナイフを取り腕に突き立て。
血が滴り魔方陣の上に落ちると。魔方陣は光を放つ。
「今だ!! ステファニー!!」
ステファニーはドアを開け。
蠢く触手と醜く膨らんだ奴の顔が現れ。
奴は僕を食らおうと涎を垂らしながら迫る。
ピタリ。
奴の動きがとまる。
僕の躰に巻き付こうとした触手が、ボロボロと崩れ落ち。
『ぎやあああああああ!! いたい!! 痛い!! ぱあぱ!! パパ!! 助けて!! 体が~~~~~!!』
人工精霊ゲフィーダはのたうち回りゲイリーに助けを求める。
「貴様!! 何をした!!」
いつの間にか瘦せた男が姿を現す。
ゲイリーだ。
スーツ姿で。テレビに映っていた時は神妙な顔つきだったが。
今は有能な捜査官の仮面をかなぐり捨てて歯をむき出しにして僕を睨む。
「出来損ないの人工精霊を廃棄処分にしたまでさ」
『ぱあぁあぁぁぱあっぁああ!! か~~ら~~~だが~~~~』
奴の体や触手がボロボロと崩れていく。四十本あった触手が今は半分しかない。
ゲフィーダはゲイリーに助けを求めその体に触手を巻き付ける。
『ぱあぁぁぁぱああぁぁぁぁぁあ!! いたあぁぁぁいぃぃぃぃl~~!!』
「はなせ!! 苦しい……」
ゲイリーは触手を引き剝がす。
乱暴に引きはがしたからボトボトと触手が崩れて床に落ちる。
「おいおい。大事な人工精霊だろ。最後に抱きしめてやれよ」
僕はドンとゲイリーをゲフィーダの方に突き飛ばす。
触手に巻き付かれたゲイリーの体はベキベキと音を立てて折れる。
「ぎやあああああああ!!!!」
ゲイリーは握り潰され肉団子になった。
中年男の触手攻めは最悪だなと思う。
『だずげて……だずげて~~~~』
ゆらゆらと触手が救いを求めるように床の上を蠢く。
どうやら持ち上げる力もないようだ。
「嫌だよ」
ぼくはもう一つの魔方陣を発動させた。
床に穴が開いた。
奈落。
又の名は【精霊喰らい】
僕のオリジナルの魔法陣だ。
穴の中に出来損ないが吸い込まれる。
掃除機に吸い込まれるように奈落に落ちていく。
体(頭?)の半分を吸い込まれてなおも抵抗する。
なかなかしぶとい。
『だずげて~~何でも言うこと聞くよ~~邪魔な奴を食べてあげるよ~~~』
涙を流し僕に助けを求める。
「黙れ!! 五月蠅い!! さっさと消えて!!」
いつの間にかモップを手にしたステファニーが怒鳴った。
ステファニーはモップで人工精霊を穴の中に叩き込む。
『いやだああああぁぁぁぁぁ!! 一人じゃ死なない~~~みんな道連れにしてやる~~~~』
こいつ弱ったふりをして僕達の同情心を買おうとしたが。
かえってステファニーの怒りを買っただけだった。
わずかに残った触手を僕たちを捕まえようと伸ばす。
地下室の天井や柱に触手を巻き付けなんとか踏ん張る。
触手は僕達を捕まえようとうねうねと襲い掛かり。
僕はステファニーの手を繋ぐと一階へと駆けだし。
僕らの跡を触手が追いかける。
バキバキ!!
ドガガーッ!!
次々と辺りを破壊する。
僕はステファニーを先に外に出すと台所に向かい。
火炎瓶に火を付け奴の触手に投げつける。
『ぎゃああああぁぁぁぁぁ! あつい!! あつい!! いたい!!』
魔法陣で殺しそびれた時の為に用意していたが。
備えあれば患いなし。
館が炎に包まれる。
炎の中でのたうち回っていた触手がやがて地下へと吸い込まれて。
消えていった。
騒がしい音を立てて消防車がやって来た頃には館は地下の崩落と共に地上から消え。
僕とステファニーは口裏を合わせ。
「古くなった地下室が崩落し。運悪く石油ストーブの火が引火して火事になってしまった」
と噓をついた。
館には火災保険はかけられていなかったから火事の検証もそこそこに終わり。
事件性も無く。
市の財政赤字もあり。館を掘り返す者もいない。
そうそう。ゲイリーの事は誰も知らなかった。
警察や事故調査員に尋ねてもその様な者は居ないと言うことだった。
恐らくゲフィーダに洗脳でもさせて偽りの記憶を刷り込んでいたのだろう。
ゲフィーダが死んだ後。洗脳が消えたのか?
誰も彼のことを憶えていない。
僕とステファニーを除いて。
焼け跡から見慣れぬ黒い手帳を拾った。
ゲイリーの手帳だ。
神経質な小さな字で書かれたそれは……
狂人の夢が書かれていた。
彼はゲフィーダを生贄にして本物の精霊? 邪神? を召喚するつもりだったが。
それは失敗に終わった。
ゲフィーダの力が弱かったのだ。
それなら更なる命をゲフィーダに食わせて力をつけさせようとした。
飛行機事故はその為に起こった。
馬鹿らしい。ゲフィーダは出来損ないの精霊モドキ。
例えるなら紙飛行機で月に行こうとする様なものだ。
永遠に不可能。
狂人の夢のせいで多くの人の命が消えた。
僕とステファニーは手帳を暖炉にほりこんで焼いた。
悪夢は終わっり。
僕達は日常に戻った。
~ Fin ~
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ーーーーーー 登場人物紹介 ーーーーーー
★ エド・イアード
黒髪にダークブルーの瞳。黒縁メガネ男子。
よく見ると美形。
大学生。両親・祖父母をゲフィーダに殺される。
★ ステファニー・スミス
エドの従兄妹。ブロンドでブルーの瞳。
お転婆な美人。エドを苛めるいじめっ子を撃退した。
モップで人工精霊をどつく。残念な美人。
★ ジェンダー・スミス
エドの叔父。仕事で余り家に居ない。
いい人。飛行機事故で死亡。エドとステファニーにかなりな財産を残している。
★ ゲフィーダ
人工精霊。の割には生きぎたなく。五歳児程度の知能しかない。
人の命をむさぼり喰らう。ゲイリーの血から造られる。その為ゲイリーの事をパパと呼ぶ。
性格はかなり悪い。ウソ泣きが得意。
★ ゲイリー
エドの両親をだまくらかしてゲフィーダを作らせる。
狂人の夢を持つ。はた迷惑な瘦せたおっさん。
おっさんの触手プレイは最悪だとエドに言わしめる。
基本チンケな詐欺男。
金持ちの老人をゲフィーダを使って洗脳し養子に収まり。
財産を食いつぶしてきた。
ステファニーに近付いたのも財産が目的。
ステファニーと結婚するつもりだった。
しかしエドが引き取られたことを知り。
エドを生贄にしょうと探していた。ステファニーを尾行してエドの所まで行き。
返り討ちに会う。
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2018/7/15 『小説家になろう』 どんC
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最後までお読みいただきありがとうございます。
不定期更新です。気長にお待ちください。