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英雄殺しの機神使い  作者: 八重坂 雪希絵
第一章
1/7

プロローグ

皆様はじめまして


初めて投稿させていただきます、姫椿と申します


どうぞお見知りおきを


異能力ものの人形ものなんですが、設定が設定なだけに、ちょっとグロいかも知れません


苦手な方は、どうぞ薄目でご覧下さい


よろしくお願いします

ガスッ……ガスッ……と、鈍い音が部屋に響く。


小さなランプが照らすだけの暗い部屋の真ん中から、それは鳴っていた。


黒髪黒目の少年が、腰くらいまである作業台に向かって、ハンマーを振り下ろしているのだ。


一回一回に魂を込めるような、されど繊細なその手つきは、熟練の職人を思わせた。


しかし、少年の目に真剣さなどは欠片も感じられない。


それどころか、全くの感情を感じない、どこまでも暗く、澱んだ闇のような瞳だった。


いや、違う。


ある感情が強過ぎて、暗く見えるのだ。


少年はハンマーを脇にある机に置き、背後のガラスケースから人の臓器のようなものを取り出す。


やけに本物に似せてはいるが、機能を模倣している都合上、見た目は二の次だ。


その証拠に、まるで機械のような導線が繋がっている。


少年はそれを、人体において正しい位置に配置し、最後に蓋を閉める。


それから再びハンマーを手に取り、慎重に継ぎ目を弄っていく。


少年がハンマーを置いた時には、継ぎ目など最初からなかったかのように綺麗な仕上がりになっていた。


しかし、出来上がった少女の形をしたそれは、まだ未完成だった。


だが、あと少しで、完成する。


「待っていろよ……『隻眼』……」


ポツリと言い、ナイフを右手に握る。


そして、少年は自らの胸に、躊躇なくそれを突き立てた。

既にグロい


書いてて自分で思いました

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