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天才画家、女神と会う
ふと目が覚めると、辺り一面が白い場所に来ていた。
(あれ?俺は死んだはずじゃ?)
「はい、あなたは死にましたよ。草尾直哉さん」
じゃあ何で意識あんだよ。つか誰だよ。
「まずは私の名前から、私の名前は転生神、女神アルミュートです。そして何故ここに呼ばれたかというと、あなたが異世界へ転生・・・まぁ今回の場合はトラックに轢かれた訳でもないので肉体の損傷は少ないですし、転移というかたちになります。」
転移というとよくライトノベルなんかで見るあの?
「はい、それはもう剣だったり魔法だったりがある日本人のよく行きたがる異世界です。」
じゃあテンプレ通りチートでもくれるのか?
「ええ、どのような能力が欲しいですか?」
絵を描きたいな。
「それだけですか?」
ああそれぐらいしかないな。
「わかりました。では絵に関係のある能力にしましょう。あと異世界に行くと世界の違いのせいで個人差はあるのですが身体能力が上がることになります。」
まぁデミリットもないし構わないが・・・
「それでは転移を始めます。いってらっしゃい。」
そうして俺は異世界へ渡った。