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天才画家の異世界無双  作者: ZENOS
1/7

草尾直哉の日常

どうもZENOSです。

まぁ知っている方などいないに等しいでしょうが他の作品も見てくれている方には本当に感謝しています。

他の作品とはなるべくローテーションして書きたいと思っているのでよろしくお願いします。

 俺、草尾直哉は知らない人はいないほどの天才画家だ。

 子供のころから絵を描いたりするのが好きで 外に遊びに行っても砂で絵を描いたりして親を心配させた位だ。

 幼稚園の時に有名な賞をとったりして、天才子供画家として名を馳せた。

 小学校も絵を描いていた記憶しかない。

 中学校では、顔もいい方だったから結構モテたがやはり絵を描いていた記憶しかない。

 高校でも同様だ。

 そこから美術大に入りそこから本格的に絵を描くことに専念した。

 俺は様々な絵を描くことに挑戦していた。

 ライトノベルのようなアニメ絵だったりサンドアートだったり

とにかくいろいろ描いた。

 そして俺の絵は世界で一番の値がつくようになった。

 もちろん教科書にも載っている。

 初めて載った時は知り合いに自慢しまくった。

 まぁ絵ばっか描いていたおかげで知り合いと呼べる知り合いも大して居なかったわけだが。

 そして今日、あるコンクールで二位と圧倒的な差をつけて優勝した絵を外国の富豪が五億ドルで買いたいと連絡があった。

 俺はすっかり浮かれて晩御飯に大好物の焼き肉を食べに出掛けた。

 家を出てすぐの交差点に出たその時、後ろから衝撃が襲ってきた。

 次に腹の部分が猛烈に熱くなった。

 腹からは刃物のようなものが突き出ている。

 刃物が引き抜かれ、真っ赤な鮮血が吹き出す。

 何が起こったか咄嗟に判断できず呆然と道に倒れていると、視界が暗くなってきた。

 暗くなる視界の中、走り去っていく人影を見ると、それはコンクールで二位の奴だった。

 しかし今気付いたところでもう遅い。

 (いや、まだ諦めるのは早い!せめてこれだけでも・・・)

 朦朧とした意識の中、犯人に対する恨みと、最後まで絵を描いていたいという天才画家としての意地が、草尾直哉の生命に僅かばかりの猶予を与えた。

 (ざまぁみろ・・・)

 草尾直哉が人生最後に残したのは自らの血液で描いたとても精巧な犯人像だった。



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