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パーティー


 カレー粉、それは魔法の粉。

 カレーそのものを作るのはもちろん、野菜炒めにかけても美味しい。

 このカレー粉は、少し舐めてみた感じではそのままふりかけとして使う事も考えられていそうな味をしていた。


「コータ、メーシャと協力してこの具材の皮を剥いてくれないか?」

「分かった!」

「ハナ、アレとアレを買って、タマとポチに処理をさせてくれ」

「えぇ」

「なぁあんちゃん、一旦自分のダンジョン帰ってええか?ええもんがあるねん」

「おぉ、それは期待しよう。多分煮込むの時間かかるし」


 福神漬けかな?

 そんな都合がいいものはないか。

 カロリーナはター君に乗って自分のダンジョンに向かった。

 とりあえず俺も、ゆで卵とか色々準備しよう。

 メーシャに頼んで、隣の部屋に少し空間を作り、そこにもう一つキッチンを設置した。

 いやー便利だなこういうことできるの。


 さて、今回作るのはスタンダードにビーフカレーだ。

 食材はなるべく大きめのゴロゴロ感重視だ。

 火の通りを考えると大きさを揃えた方がいいが、今回は圧力鍋を使うし大丈夫だろう。

 色々味の研究している時に、圧力鍋の使い方を研究しておいてよかった。


 ある程度食材をドバッと入れて煮込んだら、まずはある程度、そして味見をしながら少しずつカレー粉を足してゆく。

 正直この味見だけで泣ける。

 美味しい。物凄く美味しい。

 しかも大人数という事でけっこう大きな鍋に作っているが、カレー粉の減りはそんなにない。

 これはしばらく調味料に困らないかもしれない。

 カレー限定になるけど。


「戻ったでー」

「おかえりー!カロカロ」


 カロカロって何だよ……。

 へきへきと言い、繰り返す名前が好きなのか?

 とりあえず便乗してみる。


「で、何を取ってきたんだ?カロカロ」

「カロカロって何やねん!まぁ見てみぃ、これや!」

「……っ!」


 息をのんだ。

 これはまさしく俺達が求めていたものじゃないか。


「これは、まさか……」

「せや!白米や!日本のものと遜色ないレベルの一級品やで!」

「カロリーナ!愛してる!」

「あたしも愛してる!カロリン!」


 俺とハナでどさくさ紛れで抱きつく。

 いやぁ柔らかいわ。

 にしても白米とか、この世界にあったんだな。

 てかカロリンって誰だよ、カロカロどこ行ったんだよ。


 急いでご飯を炊く準備をする。

 人数が多いのでお米が足りない可能性を考慮し、念の為ある程度パンを焼いておく。

 俄然テンションが上がってきた。




 いただきまーすという声がマスタールームに響き渡る。

 食べているのはマスター4人、コータ、ポチとタマだ。

 コータ大丈夫なのかな、結構な量のにんにく入ってるんだけど。

 俺とハナ、カロリーナは遠慮なくバクバクと食べている。

 美味い、何よりご飯が一緒に食べられるのが上手い。

 2キロぐらいのお米を持って来てくれたようだが、どうやら自分たちが思っていた以上にお腹が空いていたらしい。

 パンも含めてペロリと食べてしまった。


「なぁ、米ってどうやって入手したんだ?」

「あぁ、あんちゃん達、あの話知らんのか」

「何がだ?」

「あんちゃん達の他に、トンネル型のダンジョンを掘った奴がおんねん」


 ……何だと?

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