地図の発見
村ではいつも注目の的の三兄弟がた。
長男「ルーク」はしっかり者・・とはいかずいつもフラフラしている女好き。
でもなにかと兄弟のそばにいつも、いてくれるから兄弟から慕われている。
次男「ロベルト」は明るくて気が回ると村では評判がいい。兄にてかなりイケメン。
三男「ユリウス」は読書が好きで頭もいいインテリ系。兄たちに似ている。
この兄弟たちの住む村はあまり人がおらず静かな村。
幼いころに両親を亡くしていた兄弟は、いつも良くしてくれた母親の妹夫婦のところでお世話をしてもらっていた。でも兄も大きくなり世話をしてもらうには申し訳ないので、兄弟たちは東に少しいった大きな町に引っ越そうとしていた。
荷物をまとめようと昔すんでいた両親の部屋を掃除しているときのこと・・・。
ロ「おーい。兄貴も手伝えよ。」
ル「俺はホコリくさいのは苦手だからお前たちでやってくれー」
とのん気に外から声が聞こえた。
ロ「兄貴・・・。手伝わないとメシ抜き!!!!」
ロベルトは料理がうまくかなりの腕前でルークもユリウスもロベルトの作る料理は大好きだった。
ル「ったくしょうがねーな・・・!!!」
「この大量の本どーすんだよ。持ってとか言うなよ~」
ユ「ここにあるのはすごく貴重な本ばかりだから持っていくよ」
ル「はぁー?こんな量をかぁ?少しは減らせ!!」
といいながらその辺に積んであった本を引き抜く。
ロ「ちょっ!!兄貴崩れる!!!」
バラバラバラ!!!!成人男性の胸の高さまであった本は音を立てて崩れた。
ル「っいってぇー」
ユ「もっと丁寧に扱ってよ」
ル「わりーわりー。っとこの本なんだ?すげー古い」
「って何もかいてねーじゃねぇーかよ!!!」
ぱさり・・・。一枚の古びた紙が落ちた。
そこにはだいぶ色褪せてしまっていたが地図が書かれていた。
ユ「何これ・・・?地図?どこのだろ?
ラ・・・ファン・・・?ラ・ファンってあの!?」
ラ・ファン・・・。それは昔たくさんの人が住んでいてとてもにぎやかだったと言われていた町。
しかしある時から誰もその場所にいけなくなり人々の記憶にしか残っていない町の名前である。
ユ「何でこんな地図がここにあるんだろう?」
ル「怪しいな・・・。」
と言いながらルークはとても楽しそうだった。
ル「誰かに教えられらわけでもないのに名瀬がこの町の名前も知ってるしな。これは行って見るしかねぇーだろ!!!」
ロ「やめなよ兄貴。本当にあるかも分からないのに。今は荷物をまとめるのが先だろ。」
ル「そんな固いことゆーなよ。まだ明日もあるわけだし行こうぜ!!」
ルークとユリウスはおやつをもらう前野犬のような目で見つめてきた。
ロ「ったくしょうがないな。おばさんたちにも迷惑かかるから夕飯前には戻るからね!!」
ロベルトはしょうがなくその地図を持って兄弟たちと行くことに。
この本と地図の発見で自分たちの運命が変わってしまうことをまだ誰も知らなかったのだ・・・。